全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

研修情報 追加その3(3月分)

2015-02-20 06:00:00 | 教師の研修 2014

 「玉川大学ELFセンター主催のフォーラムのお知らせ」というご案内を頂戴した。先約が入っているので、僕は参加できなそうだ。

 3月7日(土)13:30-17:15
 玉川大学CELFフォーラム2015
  @玉川大学ELFセンター(大学5号館2階)

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 2015-02-17、「研修情報 追加その2(3月分)


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高校生就職内定率、バブル期並みの高さ

2015-02-20 04:00:00 | 気になる 教育行政

 ホントに?

 17日(火)朝ネットでニュースを見たところ、バブル期の1990年に迫る高さだという。文科省のウェブサイトで元データを見てみることにした。
 これは、平成27年2月16日で発表された『平成27年3月新規高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成26年12月末)に関する調査について』という資料によるもので、概要は以下の通り。まとめておこう。

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【発表文】
 文部科学省では、高等学校卒業者の就職状況を把握し、就職問題に適切に対処するための参考資料を得るために、平成27年3月高等学校卒業予定者の就職状況を調査し、このほど、平成26年12月末現在の状況を取りまとめましたので、公表いたします。

 1.調査内容
 (1)調査対象
 ・国立、公立、私立の高等学校(全日制・定時制)
 (2)調査項目
 ・学科別(国立、公立、私立の別)の就職状況
 ・都道府県別(県内・県外別)の就職状況

 2.調査結果の概要
 (1)平成26年12月末における高等学校卒業予定者の就職内定率(就職内定者の就職希望者に対する割合)は88.8%である。
 これは、昨年同期から3.5ポイント上昇。12月末時点における就職内定率としては、バブル景気時並の値。
 (2)男女別
 ・男子は90.7%、女子は85.9%
 ・昨年同期比、男子は2.7ポイント、女子は4.4ポイント、それぞれ上昇
 (3)学科別
 ・就職内定率の高い順
 「工業」(96.0%)、「看護」(92.6%)、「福祉」(92.1%)
 「水産」(92.0%)、「農業」(91.4%)、「商業」(91.2%)
 「情報」(89.5%)、「家庭」(88.7%)、「総合学科」(86.8%)
 「普通」(81.7%)
  ※「その他」の学科は除く。
 「看護」に関する学科は看護師5年一貫課程が主となるため、5年課程5年次の就職内定率を示している。
 (4)都道府県別
 ・就職内定率の高い順
  富山県(96.9%)、石川県(95.5%)、岩手県(95.3%)
  秋田県(95.1%)、福島県(95.0%)
 ・就職内定率の低い順
  沖縄県(63.2%)、大阪府(81.3%)、神奈川県(82.5%)
  北海道(82.6%)、東京都(83.3%)
 (5)被災3県の就職内定率
  岩手県 95.3%(前年同期比1.5ポイント増)
  宮城県 90.0%( 〃 2.8ポイント増)
  福島県 95.0%( 〃 2.4ポイント増)

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 2.の(1)について
 バブル期というと、初任校で進路指導部(就職担当)をしていたころから、2校目に異動したころである。当時のことは、よく覚えている。
 今回の発表を聞き、数値的にいいと言われても実感がわかない。当時とは生徒数が全然違う。高卒者中の就職希望者の割合も違う。新卒者に門戸が開かれている仕事の種類も違う。当時と現在では求められるスキルも違う。割合だけで比較していいことと、いけないことがある。資料は気をつけて読まなくてはダメである。
 もちろん内定率は低いよりも高い方がいい。でも適正な採用か、検証は必要だ。「買い手市場」過ぎても「売り手市場」過ぎても、振り子の振れすぎはまずいのだ。
 なお、資料によれば12月時点の調査の数値では、5年連続内定率が向上している。確かにこの数字だけを見れば、向上しているのはまちがいない。
 H.2,92.1%(バブル期、ピーク)
 H.14,66.3%(バブル後、最低)
 H.19,83.8%
 H.20,82.3%
 H.21,74.8%(最近の一番低い年、前年9月がリーマンショック)
 H.22,77.9%
 H.23,80.4%
 H.24,82.8%
 H.25,85.3%
 H.26,88.8%

 2.の(4)について
 文部科学省の分析によれば、『就職の内定率の低い北海道や沖縄は、もともと求人の数が多くないこと、大阪など都市部ではアルバイトなども含めた求人の数が多いため、就職しようという動機が低いためではないか』とのことだ。北海道と沖縄の求人数については、かなり気になる。沖縄の内定率が桁違いに低い。

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 資料はDL、プリントアウトした。県内・県外の就職者比率など、もうすこしこまかく読み込みたい部分もある。後日あらためて続きを書くことにしたい。

 資料の入手先は下記の通り。
 文部科学省ウェブサイト
  ↓
 会見・報道・お知らせ
  ↓
 報道発表
  ↓
 平成26年度の報道発表
  ↓
 平成27年3月新規高等学校卒業予定者の就職内定状況(平成26年12月末)に関する調査について
 (平成27年2月20日付で閲覧可)


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