全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

これは、法律に触れないか。

2015-10-31 13:30:00 | 気になる 学校の問題

 ...少なくとも、公務員の倫理規定に触れるのではないか。

 31日の読売、朝日等のニュースによれば、「三省堂」(東京)が検定中の中学英語の教科書を校長ら11人に見せ、謝礼金を渡した。謝礼は5万円とのことだ。
 最初このニュースを見た時、正直目を疑った。金額もビックリだが、もらった「校長ら」の正気を疑った。何か裏が有るのではないか、そう思った。
 備忘録として、まとめておこう。

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 中学校の教科書採択は、個別の中学校・校長が最終決裁権限者ではない。先生たちや校長がどれほどどこかの教科書を使いたくても、それはできない。ただ、11人のうち5名が地元教委などの「調査員」に選ばれ、教科書の採択に関与する立場についている。これはただごとではすまない。
 文部科学省は三省堂に対して、この件について、文書で厳重注意をしている。それですむのだろうか。

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 検定中の教科書(通称「白表紙」)は、外部に見せることは許されない。それを見せること自体、ダメなはずである。朝日の記事によれば、三省堂が開催した「編集会議」は昨年8月23日に開かれた。
 参加したのは以下の府県の「校長ら」である。

 青森県、埼玉県、山梨県、長野県、岐阜県、京都府
 大阪府、兵庫県、奈良県、福岡県、大分県

 場所は都内のホテル。「会議」後、2時間ほど立食形式の懇親会。ビールやワインなどが提供された。
 三省堂は校長ら全員に5万円を「編集手当」として支給。交通費、宿泊代、懇親会費も負担。一部の参加者と開いた「2次会」費用も、三省堂が負担。飲食した代金の大半を支払う。

 これまでに9人が5万円を返却したとのことだが、それですむ問題ではない。

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 昨年8月23日は土曜日である。土日の会議のようだ。
 「校長ら」は、どのような服務で東京に来たのだろう。出張、それとも私用あつかいか。
 前者の場合、交通費その他の処理はどうなっているのだろう。三省堂から交通費、宿泊代として支払われている以上、会計上先方負担金の処理がなされているはずだ。もしそうでないとすると、これはまずいことになる。後者ならば一切お構いなしかというと、そうとも思えない。利害関係者である教科書作成会社の人間と、飲食をともにするのはやはりダメだろう。

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 埼玉県の中学校長で、英語の教科関係、教科書関係の先生。探せばすぐわかると思っていたら、埼玉新聞に現在川口市の中学校で校長をしていると書かれていた。
 この校長は、主催者が三省堂であることや、白表紙を見せられることも、事前には知らなかったと市教委調査に答えている。会議の会場で交通費(1千円)を受け取り、懇親会にも出席。謝礼は1度受け取ったが、封筒の中に5万円が入っていたため、その場で返却したとのこと。これだけだと、何だか被害者(だまし討ち)のようにも思えるが、その言い分を周りが信用、納得してくれるかどうかは、別問題である。

 困ったことである。


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Pumpkin & Potato Chip

2015-10-31 04:00:00 | 全英連参加者 2015

 こういう呼び方があるんだね。

 Pumpkin
 カボチャである。
 アーノルド・シュワルツェネッガー主演の映画で「トゥルーライズ」というスパイ・アクションものがある。
 主人公ハリー・タスカー(シュワルツェネッガー)が、娘のディナをパンプキンと呼ぶシーンが数回ある。映画を見た時、何だか不思議な感じがした。調べたところ、こういう言い方は、特に不自然なことではないらしいことがわかった。僕が知らなかったのだ。パンプキン・パイからのイメージだろうか。

 Potato Chip
 ポテトチップである。複数形のsは付かない。
 過日アップした「パパが遺した物語」で、父が娘をこう呼んでいる。どうして父が娘をそう呼んでいるか、はっきりはしない。ただ、映画のはじめの方で、父が娘と追いかけっこをして、「食べちゃうぞ~」と言っている。それくらい好きだということをあらわしているのだろう。

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 自分の大事な人をどう呼ぶか。スイートやハニーもそうだが、(言語)文化の違いはすごいものだなあと思った。


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