という記事を、ネットで見かけた。2月17日(水)のことである。
時事通信によれば、JR東は2031年から10年間に1兆406億円を投じ、東北新幹線(東京~盛岡)と上越新幹線(大宮~新潟)で大規模改修を実施。2016年4月から15年間で総額3600億円を積み立てる計画。これにより営業費は毎年240億円増加とのこと。
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2031年から10年間、2040年までである。「大規模」改修工事をするまで、何にもしないということではないだろう。事前に3600億円準備しても、事業費には6806億円足りないことになる。どうするんだろう。そんなことを考えた。
年に240億円の積み立て。365日で割ると6575万円である。
・・・?
大規模にするため事前に準備する追加分が3600億円ということなら、1兆406億円からこの額を引いた6806億円が、15年分の改修工事費相当額なんだろうか。1年で450億円あまりである。
東北新幹線は1982年6月23日に大宮~盛岡間が開業。上越新幹線も同年11月15日に大宮~新潟間が開業。開業後半世紀しての大改修である。
これも共同通信だが、24日(水)にJR西も、山陽新幹線(新大阪~博多)の大規模改修の実施を発表。期間は2028年から10年間で総費用は1557億円を見込むとのこと。
山陽新幹線は1972年に新大阪~岡山が部分開業、75年に博多まで延伸である。
JR西の総工費1557億円が少なく見えるけど、そんなことはない。JR東、JR西、どっちも巨額である。