8月6日に、「平成28年度埼玉県公立高等学校入試 英語リスニングテスト分析」をアップした。その時、書かなかったことが二つある。
平成29年度から、社会と理科の試験時間が40分から50分に。
・・・英語の試験開始時間は14時20分から14時40分になる。
平成29年度から、数学と英語の試験問題が2種類に。
・・・学力検査問題と学校選択問題の2種類。
今日のエントリは二番目に関することである。
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埼玉県の公立高校入試では、平成29年度(現在の中3生)から、学校の判断で学校選択問題を実施する。受験生が選ぶのではなく、各学校が選ぶ。
問題作成は個別学校によるのではなく、これまで同様埼玉県教育委員会による。
実施を決めているのは以下の20校の全日制課程。20校すべてが、数学と英語の学校選択問題を実施する。国語、社会、理科は全県統一問題である。
県立19校
浦和
浦和第一女子
浦和西
大宮◆
春日部
川口北
川越
川越女子
川越南
熊谷
熊谷女子
熊谷西◆
越ヶ谷
越谷北◆
所沢
所沢北◆
不動岡◇
和光国際◇
蕨◇
さいたま市立1校
さいたま市立浦和
◆普通科と理数科併置校
◇普通科と外国語科併置校
これらはそれぞれの専門学科ではもちろん、普通科を含めて全校実施である。
埼玉県内の公立高校で専門学科理数科設置は県立5校、さいたま市立1校、同・外国語科設置は県立8校である。
理数科設置校で普通科・理数科とも実施しない。
・県立松山
・さいたま市立大宮北
外国語科設置校で普通科・外国語科とも実施しない。
・春日部女子
・越谷南
・坂戸
・草加南
・南稜
埼玉県には上記以外にも普通科に「理数系」を設置する高校(伊奈学園総合)、普通科に「外国語コース」を設置する高校(大宮光陵)があるが、数学と英語の学校選択問題を実施しない。
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現在埼玉県総合教育センターウェブサイト・入試情報(高校教育指導課のホームページへのリンク)に、サンプル問題が公開されている。(「平成25年度入学者選抜の数学と英語の学力検査問題をベースに作成されています。英語のリスニング問題は共通です。」)
学力検査問題のサンプルは、例年通りの水準と考えるが、学校選択問題はかなり難しい印象をうけた。両者の差違について、ただいま分析中である。