5月21日の記事「令和6年度開設予定国立大学意見伺い一覧(令和5年4月)」を最終確認しているとき、NHKでこんなニュースが流れた。
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千葉大学は、データを活用して社会的課題の解決にあたる人材を育成しようと、来年度、データサイエンスの専門教育を行う新たな学部を設置する構想を進めている。
「情報・データサイエンス学部」と、大学院の博士課程にあたる「情報・データサイエンス学府」である。
現在現工学部にあるコースを母体とする。来年度からの設置に向けて先月(4月)、文部科学省に必要書類を提出し、手続きを進めている。
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以下千葉大学ウェブサイトより抜粋
情報・データサイエンス学部
情報・データサイエンス学科(1学科,募集定員100)
・データサイエンスコース
・情報工学コース
コースわけは3年次から工学部総合工学科
情報工学コースを発展的に解消し、 新学部の設置構想。
情報・データサイエンス学府(後期3年博士課程)
情報・データサイエンス専攻(1専攻,募集定員10)
融合理工学府数学情報科学専攻情報科学コース及び創成工学専攻イメージング科学コース(博士後期課程)を発展的に解消し、新たな学府の設置構想。
既設の複数の専攻の二つのコースを一つにまとめることになる。
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本計画は上記の「伺い」には含まれていない。宇都宮大学のデータサイエンス系学部の設置は含まれている。この二つ、何がどのように違うのだろう。
国立大学の学部学科、大学院の専攻新設は上記「意見伺い」による。4月に提出の千葉大の「必要書類」は「事前伺い」ということになるのかな。千葉大の計画は、「事前伺い」で済むことなのだろか。
「意見伺い」が公私立大学の「認可事項」、「事前伺い」が「届出事項」に近い取扱いのようである。