「今日は月食があるんやて」
と私、
「知っている。月食。」
と娘。
「月食ってどういう現象化知ってるか?」
と私。
「知っているで、地球と月の間に太陽が入って月が隠れるねん................お?」
と娘。
直ぐに間違いに気づいたが朝の「ぼけ~」としている時間だけに脳みそが凍っているらしく、
「え、あの、その、地球が月の影に........やなくて」
ちょっと焦り気味。
台所から怖~いお母さんが聞き耳を立てているのに気がついた。
「そうや! 月が地球の影に隠れるねん!」
「ピンポン!正解。早よ答えなアウトやで」
「うううううううううう」
先日の金環日食の影響は大きく、月食ぐらいでは見向きもされないようで、ニュースもほとんど報じられない。
かわいそうなお月さん。
かわいそうなのは中2の娘で、ボケボケ頭状態で突っ込まれたもんだから、普段であれば迷うこともない質問を、金環日食とボケボケ頭が重複し、回答にかなり手間取ってしまったというわけだ。
それにしても月食。
天文ファンはいざしらず、一般人の私たちはほとんど気づかないままに終わってしまった天体イベントだった。
古代よりお日様は陽で表され太陽の暦を太陽暦という。
反対に月は陰で表され暦を太陰暦という。
実際の農業などを中心とする文明では太陰暦のほうが機能的だそうなのだが、どういうわけか現代は古代エジプトと同じ太陽暦。
陰気なお月様より陽気で明るい太陽のほうが人気があるというわけだろうか。
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