<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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朝6:55。
関西空港。
冬と違って今の季節は周囲も明るく活気がある。
但し、外は暑い。
朝なのに、周囲は海なのに、暑くてたまらないのだ。

こんな季節でも日帰り出張で東京へ行く場合、私は6:55関西空港発の早朝便ANA142便か8:10発のANA144便に乗ることが多い。
とりわけ一日をフルに使うことのできる142便は、同じく大阪から東京へ向かう、うちの会社のVIPな人たちと機内で遭遇する可能性が低いので大変よろしい便でもある。

しかし朝が早いとやはり肉体的ストレスは結構ある。
眠い。
だるい。
腹が減ってる。
ディズニーランドへの格安ツアーに向かうガキどもを伴った少々下品な親子連れが機内でワイワイ騒ぐ。
などのデメリットがあるのだ。

それでもこの便は月曜日を除き、満席でぎゅうぎゅう詰めで乗せられることもないので、後方30番以降の座席であれば比較的ゆったりと座れるというメリットもある。

さて、今月最初の東京出張で座席に座った私はさっそくANA Mychoiceのパンフを手にとった。
今月はどんなメニューが揃っているのかチェックしようと思ったのだ。
ソフトドリンクは先月から継続して掲載されているトマトジュースと今月新たに登場した広島産「レモン&はっさくサイダー」がラインナップされていた。
トマトジュースはともかくとして、サイダーは必見なのであった。
というのも、価格が200円。
いつもなら最低でも300円に設定されている機内有料のジュースがなんと200円スタンダードに設定されていたのだ。
200円なら手軽な金額なうえ、Mychoiceのメニューだと羽田についてからたまにマクドで食べるコンビセットよりも話題性があって建国的でもある。
ちなみにトマトジュースは400円だったように記憶する。

さっそく味見をということで、離陸後大阪湾を一周りして上昇する機内で機内サービスの始まるのをワクワクしながら待つ。
下界には大阪南港、神戸空港、明石海峡大橋と大阪湾のランドマークがすぐ近くに見て取れる。
やがて、再び関空上空に戻ってきて旋回が終了し、東へ進路をとったと同時にシートベルトサインが消え機内サービスが始まった。

フライトアテンダントのお姉さんがワゴンを押してやってきた。
私はさっそく「レモン&はっさくサイダー」を注文したのであった。

このMychoiceではちょくちょくサイダーが登場する。
以前もこのブログで塩サイダーを注文したことがあったのだが、それも実にあっさりした味で美味しいサイダーなのであった。
期待に胸膨らませてレモン&はっさくサイダーをコップに注ぎ、口に含んでみる。
シュワーとした食感と柑橘類の爽やかな風味が口中に広がり、
「これは朝にぴったりや!」
と心の中で叫んでいたのであった。

コンビニで売られている食後口中が砂糖感覚でベチョベチョするサイダーとは異なり、これは塩サイダー同様かなり美味い。

ということで、ボトルに「瀬戸内旅情」というラベルを読みながら知多半島の先に広がる太平洋を眺めつつサイダーに舌鼓を打つ今月の出張なのであった。


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