賭銭無の「週末はPhoto一息」

賭ける銭無しに陥った競馬から、カメラを趣味にして6年目で退社。“週末”が“いつでも”になりましたがタイトルはそのままで。

羽根木公園の梅

2009年01月16日 | 
12日の世田谷区・羽根木公園の梅を続けます

公園に入って最初に目にしたのは10輪ほど咲いていた「紅冬至」。

  
紅梅で目立ったのは「八重寒紅」。3本ほどがだいぶ咲きそろっていました。


白梅では「八重野梅」。5、6分は咲いているかと思えるのが数本。
  
この日いちばん開いていたのはここ。公園内の茶室に植えられた八重野梅(たぶん)。
今年の「せたがや梅まつり」は2月7日からのようですが、品種によってはその前に満開になりそうな感じですね。


飛梅と中国野梅

2009年01月15日 | 
あちこちで梅がちらほら咲き始めているので、12日に羽根木公園に行ってみました。

「飛梅」の紅が3輪開いていました。

飛梅についてはこちらを参照してください。


こちらは中国野梅。
  
だいぶ咲いていました。説明は右の写真をクリックして拡大してください。

舞扇

2009年01月14日 | 椿・サザンカ
1月10日の薬師池公園から、絞りの入った椿を続けます。
  
「舞扇(まいおうぎ)」は手持ちの本に記載がなく、ネットで検索したところ同名のものが2種。
ひとつは新潟のもので唐子・牡丹咲きとあり、これは愛知産のほうだろうということで…。
「舞扇」(中部)桃地に紅の吹掛け絞り、一重、筒咲き、筒しべの中輪。

薬師池公園の椿の樹には枯葉や枯れ枝がずいぶんと降り注いでおりまして、
邪魔な枝を取り除いたら、はずみで落下してしまいました。ゴメンナサイ


派手な花で、絶対に載っていると思った「中部秋の誉」も記載がなく、ネットで検索してもヒットしません。 中部と秋の誉に分けて検索したら、最初のページには日本酒関連がズラズラと。
次に、秋の誉とツバキを入れて検索したところ、ようやく「秋の誉」が数件。

その中で撮った花に合いそうな記述は「白地紅縦絞り 牡丹咲き 大輪 紅無地の花も咲く」「白地に大小の紅絞り、牡丹咲き。親不明の自然実生。横張り性の枝には大輪の花を咲かせる」というところでしょうか。

加賀小絞(かがこしぼり)

2009年01月13日 | 椿・サザンカ
1月10日の薬師池公園から絞りの入った椿を。
  
「加賀小絞(かがこしぼり)」は一重、椀咲き、筒しべの中輪。花期は10~3月。
白~極淡桃地に紅色の小絞りが入る

こちらは12月21日に撮ったものですが、ちょっと派手め。同じ日に先の2枚に近いのもあり、枝によっていくらかの違いが出るようです。


「絞妙蓮寺(しぼりみょうれんじ)」は 紅地に白斑が入る一重、椀咲きの中輪。
紅妙蓮寺の斑入り品種。

7、8輪開いていましたが、どれも何かしらの傷みがありました。
色合いが良かっただけに残念。

舞吹雪と弓場絞

2009年01月12日 | 椿・サザンカ
薬師池公園の椿に戻ります。今回も絞りの入った品種を。

「舞吹雪」は牡丹~獅子咲きの大輪。花期は11~4月。埼玉産。
  
淡桃地に桃紅色の縦絞り、小絞り、吹掛け絞りが密に入る。大型の唐子弁が様々に波曲し、花全体に広がる。

  
「弓場絞(ゆばしぼり)」は牡丹~千重咲きの大輪。花期は9月~3月。兵庫産。
淡桃地に小絞り、吹掛け絞りが入る。宝塚市で作られた園芸種の自然実生。
名は作出者が住んだ宝塚市の旧地名・弓場垣内(ゆばかきうち)から。

品種説明は「色分け花図鑑 椿」(桐野秋豊・写真、著、学習研究社・刊)を参照しました。

寒牡丹と梅

2009年01月11日 | 牡丹
10日は町田ぼたん園に寄りましたが、目当ての寒牡丹は期待ハズレでした。
  
「桃花正雪」は離れた場所で1輪ずつ。2枚目のはくるまったまんま。
他には「戸川寒」が数輪と「台木牡丹」が1輪だけ。
  
この「秋冬紅」は12月30日に撮影。出しそびれていたので、これ幸いとばかりに。
  
牡丹はハズレでしたが、憩いの広場から奥の庭へ入るところにある2本の梅の木では、白梅がだいぶ開いていました。
  
そしてこちらも出しそびれていた生田緑地梅林の「寒紅梅」。1月4日に撮影したもの。
季節はどんどんめぐります。

ツバキ 「吾妻絞」

2009年01月10日 | 椿・サザンカ
今回の絞りの入ったツバキは、こどもの国・椿の森で撮ったもの。

「吾妻絞」は一重、ラッパ咲きの中輪。花期は11~4月。愛知産。

白地や淡桃地に紅の大小の縦絞りが花弁の全面に現れる。強健で育てやすい品種。


こちらは「菊更紗」。千重咲きの中輪。花期は11~4月。淡桃地に縦絞り~小絞りが数多く入る。晩秋から咲き、花期も長いので人気のある江戸期からの品種。


ちょっと傷みが目立つ「白露錦」。八重の抱え咲き、中~大輪。花期は11~4月。
淡桃地に濃淡の交じる吹っ掛け絞りと小絞りがやや密に出る。こちらも江戸期からある品種。

 「玉霞」 「参平椿」

2009年01月09日 | 椿・サザンカ
薬師池公園のツバキから絞りの入ったものを。

「玉霞」は一重の抱え咲きで小~中輪。花期は11~4月。愛知産。

白地や淡桃地に吹っ掛け絞りと小絞りが入る。椿では数少ない抱え咲きの名品。
親不明の園芸品種からの自然実生で、稲沢市の桜木春太郎氏が命名、発表した。


こちらは「参平椿」。一重、ラッパ咲きの中輪。花期は12~4月。愛知産。

愛知県半田市の茶人・小栗参平氏遺愛の品種で、氏にちなんで名づけられた。

弁脈が明瞭で、桃~濃桃地の白覆輪花に紅の幅広い縦絞りがわずかに入る。

説明文は「色分け花図鑑 椿」(桐野秋豊・著、学習研究社・刊)から引用。

カワウ

2009年01月08日 | 野鳥
前回のアオジが立ち去った後の薬師池。

池の真ん中へんで潜水するカイツブリを見ていたとき、
突然、目の前に浮上して驚かせてくれたのがカワウ。

すぐに潜って、どうやら獲物を捕らえたみたい。

頭部が白くなっているのは婚姻色。

ヒョイとこちらを向いたのは視線を感じたからでしょうか。

素知らぬ顔して再び潜水、浮上したのはだいぶ遠くの方でした。

アオジ

2009年01月07日 | 野鳥
町田市の薬師池公園にて。

枯葉を踏むかすかな音が聞こえた気がして、そちらを見ると出てきたのはアオジ。

枯葉をつついたり、ひっくり返したりして歩いていました。

ヒョイとこちらを向いて、目と目が合った感じ。

逃げるだろうなとの予想はハズれ、何歩か前に出てきてあたりの様子を伺う素振り。

飛び去って行くのかと思ったら、向きを変えてゆっくり歩いていきます。

途中でチラリと振り返ってくれた気がして、ほのぼの気分のひと時でした。

日本民家園 

2009年01月06日 | 風景
1月4日の川崎市立日本民家園。着物を着て来園した人は入園無料ということで民家や水車小屋の前で記念撮影する着物姿の女性が何人かいました。
また、獅子舞、餅つきなどの実演、配布などもあったようです。
信越の村にある山田家では、大勢の人が「みちのく・むかし話」に聞き入っていました。

お隣の野原家は床上公開で囲炉裏に火が入れられ、囲んでいた親子はいずれも囲炉裏は初体験のようでした。

関東の村にある作田家ではコマ回しなどの「お正月遊びコーナー」が。

各地の注連飾りも展示され、保存会の方が実演していました。

けん玉をやる子の表情は真剣そのもの。

室内も大賑わい。凧が展示され、奥の部屋では福笑いなどをやっていたようです。

締めは囲炉裏火。思わず手をかざしたくなります。

黄花のツバキ

2009年01月05日 | 椿・サザンカ
こどもの国の温室から黄花のツバキを。

「顕脈金花茶(けんみゃくきんかちゃ)」は黄色いツバキとして話題を呼んだ金花茶と同時期(1980年)に中国から贈られた。

花は黄色の一重で下向きに咲く。金花茶よりも葉が大きく葉脈がはっきりしていて、枝も太い。花期は通常12月~2月。


「初黄(しょこう)」は金花茶を花粉親とする黄花雑種として最初に作出されたもの。
淡い黄~黄色の一重、ラッパ咲きの小輪。

ヒヨドリ

2009年01月04日 | 野鳥

ふだんは撮らない(というか、すぐ逃げるので撮れない)ヒヨドリ。
やたらと鳴いているので逃げる前にと1枚。(明るさをだいぶ修正してます)

地上で回り込む私は眼中にないようで、誰かからの返事でも聞いてるようなポーズ。



さらに何度か鳴いてましたが、相手とおぼしき方が飛び立った気配。
後を追うように立ち去りました。
残された私に浮かんできたのはなぜか、恋は盲目という言葉。

「恋は盲目(love is blind)」はシェイクスピアの「ベニスの商人」にある言葉ですが、私はジャニス・イアンの曲名で覚えていたようです。ただし、曲自体は知らないので YOU TUBE からダウンロードしました。聴いたことはあるような…。


ツバキ 「曙」

2009年01月03日 | 椿・サザンカ
2日は初詣のあと、横浜市青葉区のこどもの国・椿の森へ行ってみました。
花をつけている木がほとんどない中「曙」は見かけた3本に花が咲いていました。

「曙」は淡い桃色の一重、椀咲きで筒しべの中~大輪。花期は11~4月。
一重咲きは花弁が8枚以内で花心に正常な雄しべがあるもので、
日本ではこれをさらにいくつかに分類しています。

椀咲きは花底がやや深く、ゆるく丸みをもつお椀のような形。
さらに花底が浅く丸みのないものを盃咲きと分けることもあるそうです。

曙の丸くふくよかな淡桃色のつぼみは、炉開きから新年、早春まで茶花としてよく用いられるとのことです。
左のつぼみはまだ早すぎますが、後ろのはもう少しというところでしょうか。

秋咲卜伴と卜伴錦

2009年01月02日 | 椿・サザンカ
引き続きツバキを。

撮りためた中に卜伴という名が付いたものが2種あり、これは「秋咲卜伴」。

濃紅色に唐子弁が淡い紅色を帯びる唐子咲きの小輪。花期は10~4月。
名花「卜伴」の自然実生で5カ月ほど早い10月頃から開花する。


「卜伴錦」は紅色の一重、唐子咲きの小輪。花期は12~3月。



紅色の唐子弁に淡い白覆輪が入り「赤腰蓑」「紅唐子」と区別できるそうです。
引き合いに出した赤腰蓑、また卜伴と紅唐子は3月29日の「椿8」にあります。