マナーをつなごう。
ちょっと切り口の甘いポスターですが、企画自体は、なかなかの一品。
箱根駅伝の興奮冷めやらぬ中、東急電鉄沿線の大学陸上競技部に紐づけています。
青山学院大学
日本体育大学
駒澤大学
神奈川大学の4校の陸上競技部です。
東急電鉄は、この4校の陸上競技部を支援しているとのことです。
タスキをつなぐ・・・。
親から子へ、先生から児童・生徒へ、先輩から後輩へ・・・マナーの襷を繋いでいかなければいけません。
座布団1枚です(笑)。
マナーをつなごう。
ちょっと切り口の甘いポスターですが、企画自体は、なかなかの一品。
箱根駅伝の興奮冷めやらぬ中、東急電鉄沿線の大学陸上競技部に紐づけています。
青山学院大学
日本体育大学
駒澤大学
神奈川大学の4校の陸上競技部です。
東急電鉄は、この4校の陸上競技部を支援しているとのことです。
タスキをつなぐ・・・。
親から子へ、先生から児童・生徒へ、先輩から後輩へ・・・マナーの襷を繋いでいかなければいけません。
座布団1枚です(笑)。
最初聞いたときは、にわかに信じられなかったのですが・・・。
一時間以内に宅配するというアマゾンジャパンの新サービス。
東京の山の手を中心として、東京の8区、川崎市の2区を対称エリアとして、スマホやPCで発注すると、本でも家電でも生活用品でも一時間以内で届けてくれるというもの。
お米や水や、ネクタイなどもあるそうです。
一時間???
コンビニ業界をはじめとする小売業界でもラスト1マイルという課題があり、あのセブンイレブンジャパンでも出来なかったことを、アマゾンがいとも簡単にやってのけた・・・。
オムニチャンネルを超えた・・・本当にすごいことです。
プライムナウ。
アマゾン会員を対象にして、専用のアプリで発注すると一時間以内で宅配。この場合は890円。2時間であれば無料とのことです。年会費3900円を支払えば、朝6時から、夜25時まで、部屋にいながらに、一時間以内で、ほとんどすべての商品を買うことが出来ます。
アマゾンジャパンの戦略としては、まずは東京を中心にして、全国の大都市に、このサービスを拡大していくはずです。
そして、その先は、ドローンを活用したサービスも実現化していくように思います。
ニッポンの小売業界にとって、まさに黒船です。
淘汰されていくところも出てくると思います。
書籍からはじまり、いまでは何でも買えるアマゾン。
米国でも、小売業ランキング9位まで上昇。
首位ウォルマートも危機感を持っているようです。
日本でも、関東エリアに超大型の物流センターを作り、日本での市場制覇を目指しています。
おそるべし、アマゾン。
そんなeコマースの巨人アマゾンに対抗することはできるのでしょうか?
ビジネス誌と書籍で、「アマゾンに勝つ」というキーワードでチェックしてみました。
まずは、ビジネス誌。
日経ビジネス2015.10.5号の特集「ヨドバシ アマゾンに勝つ」。
えっ、ヨドバシカメラが巨人アマゾンに勝てるの???
この特集、面白く読むことが出来ました。
同誌によると、価格・品揃えはアマゾン、総合力でヨドバシカメラと分析。
接客とアフターサービスでは、ヨドバシに軍配を上げています。
ヨドバシは各売り場に専門知識を持つ店員を配置するとともに、出張修理やコールセンターで顧客の要望、ニーズに応えるという作戦。
当日配送のためのロジスティクス戦略について、詳細な解説が加えられています。
そして、書籍。
書店で「Amazonに勝てる絶対ルール」という本を発見。
すごく挑戦的、挑発的なタイトルです。
アマゾンで購入です(笑)。
Amazonに勝てる絶対ルール
竹内謙礼著 商業界刊 1400円+税
著者は、経営コンサルタントの竹内謙礼さん。
販促戦略やマーケティングの専門家です。
同書のキャッチコピーは、「正攻法で挑んじゃダメ!ずれて戦うお店のつくり方」。
正面突破では、資本力も人的資源も乏しい中小企業では戦えない。
アマゾンのできないこと、進出しない分野で戦うしかないという、当然と言えば当然の主張です。
◆目次
第1章 アマゾンの基礎知識と取り巻く環境
第2章 アマゾンに負けない4つの絶対ルール
第3章 アマゾンに負けないビジネスの構築
第4章 タイプ別 アマゾン徹底攻略法
第5章 アマゾンに負けない顧客づくりの絶対ルール
同書では、アマゾンの強みとして次の4点をあげています。
・いつでもどこでも買える「ネットショップ」
・果てしない数を持つ「無尽蔵な商品点数」
・どこのネットショップにも負けない「安さ」
・注文してから最速で届ける「配送スピード」
こうなると、どう対応策を立てても勝てそうにもありません。
日本最大手の楽天も、ポイントやSEOの強さ、客質の良さ、メルマガで対抗していますが、アマゾンの圧倒的な物量と比較すると厳しい状況と言わざるをえません。
まるで、第二次世界大戦で米軍と戦った日本軍のようです。
著者は、アマゾンに負けない絶対ルールとして、4つの戦略をあげています。
その1 アマゾンと共に生きる
その2 お客さんを囲い込む
その3 アマゾンにできないことをやる
その4 製造販売一括のメーカーになる
ちょうど大型ショッピングセンター、モールの進出に対抗する地元商店、商店街の対抗策の策定と似ているような気がします。地域密着、差異化戦略、エリアマーケティングといったところがキーワードになるのでしょうか?
同書では、実際の中小企業、零細企業の事例、ケースを取り上げるとともに、業種業態別のアマゾン対抗策を解説しています。
食品、産直品、スイーツ、レトルト、家電、スマホ、アパレル、ペット、インテリアなどなど・・・一読の価値ありです。
さらに最終章「アマゾンに負けない顧客づくりの絶対ルール」では、著者の知見とノウハウが満載されています。
アマゾンに負けないネットショップの絶対ルール
1.アフターサービスの強化
2.電話による注文や問い合わせを強化する
3.商品以外のコンテンツを充実させる
4.商品名以外のSEOで上位表示を狙う
さらに、チラシ、DMについての具体策についても解説しています。
竹槍で戦うような感じですが、巨人アマゾンに対抗するためには、ゲリラ戦しかありません。
小資本でも、首から上と手足を使って、日々試しながら、修正しながら、やり続ける地道な努力・・・これしか手はありません。
アマゾンに負けないチラシづくりの絶対ルール
1.人を集める販促チラシをつくる
2.お得な情報を載せる
3.分かりやすいチラシを作る
4.継続して情報発信をする
アマゾンに負けないダイレクトメールづくりの絶対ルール
1.売り手側の個性を全面的に打ち出す
2.楽しいDMをつくる
3.DMを出し続けるための仕組みをつくる
アマゾンに負けない企画づくりの絶対ルール
1.とにかく数を開催すること
2.季節イベントとセールイベントを交互に
3.半年前から動き出さなくてはいけない
「アマゾンに負けない絶対ルール」
大上段に構えた著者の切り口と書籍化に、拍手です!
小売、ネットにかかわっている方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。