二子玉川・・・国内最初の蔦屋家電出店と楽天本社の移転により、街の様子が随分変わりました。
人工的な街・・・未来のTOKYOを自由なフォーマットの上に描き出した都市です。
ニコタマまで、坂を下って徒歩10分。
蔦屋書店は、図書館であり、珈琲を楽しめる書斎です。
蔦屋家電は、「家電」と名が付くものの、基本は書店。
代官山の蔦屋書店の2倍ほどのスペースに書籍8割、家電2割がディスプレイされています。
家電も、秋葉原のように「売らんかな」のスタンスがありません。
最先端の家電、鋭い切り口のある家電を厳選。
ちょっと尖がった商品しか並べてありません。
ふらっと立ち寄ると、日ごろは考えてもいなかったジューサーやポット、トースターなどがあり、思わず欲しくなってしまいます(笑)。
優秀なバイヤーさんが、見事な品揃えをしています。
今日、発見したのが、暖炉(だんろ)。
暖かな炎が、ココロも温めてくれそうです。
これは、暖炉風の温風機・・・炎はダミーです。
思わず欲しくなってしまいました。
価格は、15万円・・・手の届く範囲です。
5万円ぐらいの暖炉風温風機もありましたが、こちらは、ちょっと「サンマ焼きコンロ」のよう(失礼!)。
これは、買い!と思っていると、ポスターが・・・。
「コレ1台で、我が家も別荘に早変わり!」
冷水をあびせられたよう・・・。
「コレ」という安物感、別荘というエセ・セレブ感、最後の「!」というビンボーくささ。
イメージが瞬時に崩壊・・・。
買うのは、やめました。
モノを買うのを止める、最悪のコピー。
「家庭の温かさ」「あなたの思考を深める」「家族がリビングに集まる」「あなたの読書が楽しくなる」といった切り口であれば、即買いだったと思います。
セール価格で、10%引だったのに、ちょっと残念です。
でも、暖炉風の温風機を考えた人・・・ちょっとしたイノベーション商品です。
売れないかもしれませんが・・・笑。