The night of 自由が丘・東京 1月を向かえても、まだまだイルミネーションが際立つお洒落な街です渋谷から東横線で10分。山の手のミニターミナル駅の自由が丘。昨年末~クリスマスを経て、いまだにイルミネーションが美しく輝きます。特に、自由が丘駅の南側にあるマリクレール通付近で...
自由ケ丘・・・世田谷区のようで、実は目黒区です。
目黒区の一番西にある街。
自由が丘は、昔々、都の郊外のさびれた村でしたが、自由が丘学園の設立、そして、街の人たちの熱い想いが、新しい街を創り出しました。
九品仏駅とか衾村駅といったネーミングだったものを「自由が丘駅」と命名。
そこから、自由が丘は、自由とリベラリズムを愛する人たちが街を形成し始めました。
「マリクレール通り」というネーミングで、自由が丘はParis以上のパリになりました。
人間は、ある想いを持つと、本家本元以上の「現実」を創り出します・・・その一つが自由が丘という街。
自由が丘は、はじめて親元を離れて暮らし始めた街・・・。
なぜだか、思い入れがあります。
そんな自由が丘にある花屋さん。
マリクレール通りにあります。
その花屋さんの前を通るたびに、思い出すフレーズがあります。
友が皆 我より偉く 見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻と親しむ
石川啄木の名句です。
尊敬する先輩が、講義の前で必ず話すフレーズがあります。
「わたしは、毎日、花の世話をしています。
花の好きな人に悪い人は、いません・・・。」
笑いが取れれば、いいのですが、結構、外します・・・笑。
でも、たった1輪でいいから、花屋さんで花を買いたいな、と思います。
ちょっとした無理した余裕、やせ我慢ででもです・・・。
「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない」
ハードボイルドの大家レンモンド・チャンドラーが、フィリップ・マーローに語らせるフレーズです。
自由が丘という街の醸し出す、一つのイメージ・・・。
「自由は、たいへんだけど、いいもんだよね。」という感覚。
ジャン・ポール・サルトルが提唱した実存主義が活きている街だと思います。
まさに、アンガージュマン。
自由、博愛、平等・・・1789年のフランス革命が想起されます。
自由が丘よ、永遠なれ!