雑談寓話：或るフィクション＆ノンフィクション＠御曹司譚296

「ね、昨夜の電話で御曹司サン、泣いたんでしょ？嫌じゃなかったらどんな話したのか聴かせて、」

なんて花サンに訊かれた７月土曜、
これを話して良いもんかちょっと考えて、大したことなんも無いのに想いながら言った、

「辞めるのかよって訊かれたよ？あと呑んだ日以降アレコレ大変なんだって拗ねられたけど？笑」

この「アレコレ」が何か？

について女性に言って良いもんだろうか？
なんて考えながら笑いかけた朝食のテーブル越し、花サンは首かしげた、

「アレコレ大変って、毎晩さめざめ泣いてるとか？」

ある意味で泣いてるだろう？
とか考えてつい笑いながら応えた、

「ソンナ感じだね、あとメールにアリガトウって書いたからドンナ意味って訊かれたくらいだよ、笑」
「そっか、でも御曹司サン、ありがとうの意味をなんで訊いたの？」

首傾げながらも質問次へ行ってくれる、
ちょっと安心しながら答えてみた、

「これでお別れみたいに感じたから訊いたんだと思うよ？あとは電話する口実かな、笑」

From：御曹司クン
本文：退職するって聞いた、ホント？

Re　：ホントだよ、今までありがとな？笑

っていうメール往還ならサヨナラにとられても仕方ない、
っていうかホントはそういう意味もまぜてこっちも送っている、
そんな意図に御曹司クンは気づいている、だから泣いたんだろう？って想うとなんか鼓動すこし泡立つカンジした、


短めですけどUPしときます、

週間連載Savant草稿UPしました、
Aesculapius「Dryad９」校了、Favonius「少年時譚75」＋第80話は読み直します、
小説・写真ほか面白かったらバナーorコメントお願いします、続き書こうって励みになるので。

取り急ぎ、

智

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