よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

ごっつお18番

2005年03月09日 | 農家ブランド
今日は早朝出発で県庁にて催事。
18Fの為、来るのは限られた人で、混んだのも昼時のみ。。
直売所から5人ものりこんだ割には物足りない売上だけれど、
今回は、普段なかなか催事に出る機会のないおばあちゃんも
参加したりで、そういう意味では良い機会となったかも。
 
 私の車にKさんというおばあちゃんを乗っけていった。
元々その方の旦那さんが直売所の会員だったのだが、数年前に
病気で急逝してしまい、一人遺されたKさんが畑をいじりながら
直売所への参加を継続している。
 向かう途中「どんなきっかけでグリーンアップに入ったのか」
という話をしていて、以前、今の「あ・ら・伊達な道の駅」の隣の敷地で、
小さな夕市があり、それに参加しているうちに縁があり、
グリーンアップの立ち上がりに声がかかったとの事。
驚いた事に私もその市に参加していた。
Kさん自身はずっと会社勤めしかした事がなく、自分の作る野菜を
売る事、商売に抵抗があって苦労したという。
品物に自信があるとか無いとかというよりも「商売」そのものへの抵抗。
私も同じですぅ!と訳がわからず盛り上がった。
その時の気持ちが手に取るように分かるから。

当時東京に居り、たまたま帰省した際、母親の手伝いでその市に参加した。
試食を出すと、地元意識でストレートな意見をくれるお客さんが、
「うわっ!辛えぇ!!」だの「味付けが悪い!」という意見一つ一つに
いちいち揺さぶられ「物を売買する=商売」なんて俺には無理だなや~
と、当時は思っていた。
自分の商品よりも、直接手をかけていない他人の商品の方が売る事に
抵抗がない、楽。責任が無いからかも。結局文句も他人へのものだから。
けれど、それでは「褒め言葉」も他人のものでしかない。。。

今、継いで「よっちゃん農場」のすべての責任を負ってしまっている。
けれどそれはまだ「商売がうまくなった」からでは無い。
商品を通して自分を伝える事の面白さを、知ってしまったからだと思う。

だから、このブログも段々くどくなってきてるのだろう・・(笑)