よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

炎との対話・・・

2007年04月09日 | Weblog
口炊きから3日。そろそろ窯も暖まり、今日が「やっつけ」。
炭材への着火作業で、煙突を空け、火力を上げて温度を上げる。

ひとシーズンに数回ずつ、8年も炭焼の経験を積んで来ると
初めは温度計を肌身離さずに居たのが、煙りの出方、濃度、
動き方、匂い、そして炎の勢い、色を見ると炭材に着火し、
炭化が始まる変化が分かるようになる。
焚き物を焼べ、風を送りながらその様子を見、中の様子を想像
する。
この時間がいい。
知識としての炭焼ではなく、自分の過去の経験と照らし合わせて
状況が見えて来る。退屈ではなく、頭はフルに回転している。

木を炭にする、という言葉にするとなんの変哲もない作業だが。
単純さの中にある難しさが、毎回飽く事の無い興味となるんだろう。


けれども油断は禁物だ。
昨日、焚き物を手斧で割る際に、腐りかけの丸太だった為に
道具が滑って右足甲にグサリっ! 噴き出した血を見て逃げようか
と思ったが、すぐに血は止まった。が、痛い!とにかく痛くて今日は
一日中、右鯵を引きずっての仕事。注意散漫が身にしみた(~_~;