よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

春の薫り。

2018年03月24日 | 農家の風景。


今年もそんな季節がやってきた。




来週、今年のお米の種まき予定。

今日は朝から、いつも合同で作業している隣のシゲルさん家で、

タネを巻く前、苗箱に床土を入れる「土入れ作業」。

いつもはそれぞれの家で土入れは終えておき種まきだけ合同が通例だが、

シゲルさんに用事が出来て兼業農業の息子さん娘さんの休みに終えておきたいから、

それならばやっちゃいますか!とお手伝いに。




シゲルさん家はうちの3倍の圃場だけど、わいわとしゃべりながら3時間で終了。

いい汗かいた。



午後、サムの散歩がてら山へ入って枯れ竹の片付けで汗を出した。

どうも最近、、、半年ほど、気持ちがモヤモヤして晴れない。

ともすると考え込んでしまうたちなので、そんな時は単純作業で思いっきり汗をかくに限る。

カミさんも親父と畑のマルチ剥がしを終え合流し、

サムの散歩も終えすっきりしたら無性にふきのとう味噌が食べたくなり、収穫しながら帰る。







だいぶ大きくなったのが増えてきたが、小さいのを探してひとカゴ。

生ラー油にも使ってる高級圧搾絞りの胡麻油、同級生青田ファームの味噌、甜菜糖で弱火で調整し

最後に炒りごま。ふきのとうは冷めないと最終的な味がわからないなぁ、というのが難点。楽しみ。



カミさんはこれまた春のお楽しみ、葉わさびを収穫。

本わさび?というくらいに根が立派。これも楽しみ。


そんな季節になってきた。

自然との共生。

2018年03月23日 | 農家の風景。


久しぶりにあったかい。

意を決し、やらなくちゃんないけど先延ばしにしていた、

なんばん畑にそのまま残しっぱなしのマルチ剥がしを決行。

これ以上伸ばしちゃうと雑草が伸び根っこが絡んで大変なことになってしまう。

カミさんと2人、久々にこってり作業で一面終了。


昼、キッチン城山で待ち合わせ。

元ハウンド・ドックのベーシスト海藤さんから連絡をいただき打合せ。



乗ってきた車がシブい。とてもかっこいい。

七ヶ宿でピザ屋をやりつつ、復興支援で石巻のわかめを練り込んだワカメうどんを開発・販売したり、

自然と共生しながらの子供教育にチカラを入れるNPO活動で小学生から大学生まで関わり広く動いています。

もちろん音楽で知り合ったわけではなく、震災後のプロジェクトでご一緒して知り合いました。

今回、海藤さんが仙台のとある施設の食堂運営を任されることになり、

「んなら顔の見える素材を味わえる食堂を作りたい!」

と声を掛けてくださいました。

美味しくご飯食べた後にうちに来てもらって色々と話しまして、なんばん商品、たけのこも使って頂く方向です。

ミュージシャンだけに「料理は常にアレンジだよ〜!」と張り切ってます。

メニューもこれからじっくり考えるそうです。といっても4月頭オープンですが。。。

正式に決まったらお知らせします。

話しているだけで楽しい方なのでいろんな刺激をいただけます。

うちの農業も、偉そうなことはなんにも出来ないですが自然と共生する「この地の農業」として、

お客さんと共有できる余地を作っていきたいし発信したいので、今後もいろいろ学ばせてもらいたいと思います。

と、話の流れで海藤さんがやってるラジオに来週出演することになりました。

聞ける方どうぞよろしくお願いします。スポットなのかまるまる出っぱなしなのかまったくわかりません。。。が、楽しみです。






夕方は久々にチョビ隊長と山へ。

チョビは震災の年に生まれ、もう落ち着いたものでリードは一切なし。

ちゃんと声をかければ戻ってくるので散歩も通常は小屋から開放して好きなだけ遊んで戻ってくるのを待つだけですが、

「たまには一緒に散歩しよーぜ!」という眼力が最近すごいので圧を感じてぐるぐる一回り。





気温が上がってまたイノシシの気配が濃くなり、たけのこの新芽があちこちで食べられてました。

悔しい。なんともいえないですが、やはり悔しい。




そんな気持ちを全身に込め、帰って刃物を研ぎ直して本日の作業は終了。


母校・閉校。

2018年03月21日 | Weblog



とうとう母校の小学校が閉校。開校から144年の歴史に一区切りです。5校が1つになります。

カミさんを連れ、閉校式へ参加させてもらいました。



体育館には卒業生、地域の方々もたくさん。

本当に久しぶりに校内も懐かしく歩きました。あの教室はこんなに小さい部屋だったかぁ。



式典オープニングの神楽、鶏舞。

地域に残そうと地域が動き私たちが6年生の時に始まりました。一期生です。

当時はわからないながらみんなで兜に色を塗り、親たちに衣装を縫ってもらい

そんな手作りが面白かったり大変だっりした風景、夜な夜な練習漬けだった日々を、

今日の踊りを観ながら思い出しました。




会場で記念品として配布していた懐かしい「名札」。

毎日見ていたからか印象深く、いい記念になります。



時代の流れ、とはいえ自分の母校が無くなるというのはやっぱり寂しいものです。



炭窯。

2018年03月20日 | 農家ブランド


「無いよ!」と連絡頂いて納品に行った鳴子・湯元吉祥。

顧問をされてるSさん。先日別の場所でお会いし、これから今年はタケノコが、、という話をしていたら、

「私のうちにも竹林が少しあってね、昔岩出山の人に炭にしてもらって今でも飾ってあるんだよ」

と。どこの人に? という話をしていたら、なんと炭焼いたのは私だった。。。というオチ。

15年くらい前で年齢を重ねられて見た目でわからなかったのと、地元資本のホテルではないので、

てっきり顧問として赴任し地元の鳴子へ戻られたのかと思い込んでました。

何より当時は炭焼きに熱中していたものの、生活するのにいっぱいいっぱいで記憶しかない。




今日も「また炭やったらいいじゃない。炭も木酢液もとてもいいんだから〜」と熱心に勧めてくださいました。

こっちに農業やろうと戻って最初にやったのは炭焼き。

当時はブームだったのもあるけれど、面白くてとにかく夢中でやっていた。

ようやく自分でも出来に満足出来るレベルになってきたところ、栗原地震で一度壊れ、

清水さん率いるGAIAの皆さんやお客さんとワークショップで修復したものの、

東日本大震災で屋根が丸ごと落ちてしまい、それ以来手をつけていない。

このとこ竹の間伐材とかの話の流れでやっぱり炭炭言われます。




どこの地域にもあるのでしょうが、うちの地域でも炭焼きが盛んで裏山には沢山の窯跡があります。

昔は材料の木がたくさんある場所に窯を築き、周りの木材を焼き尽くしたらまた移動して窯を築くというやり方。

昨日サムと散歩していたら多分裏山で一番大きい窯跡を見つけた。これはきっと移動式ではなく本格的な窯跡。



また焼きたい、とは思うけれど、まずは今よりひと回り小さいサイズにしないととても手が回らない。



そんなことを考えていたら、今年2本目の新ものタケノコをゲット。

今年は何か前進することを考えたい。



花粉。

2018年03月19日 | 農家ブランド


日中と朝晩の気温差がしんどい季節。それでも春に向かっているという実感が、今年はことのほかうれしい。

今年はコンスタントにお弁当のご注文をいただけているのはうれしくありがたい。



新たにクックパッドにレシピアップしていくことを始めたので、お弁当と少しずつ連動していくようにしていきたいと考えています。


あったかくなってくると花粉の季節。中学から花粉症なのでもう相当長いです。

昔に比べたら症状はだいぶ楽になっていて、ここ数年は大して症状も出ない年もあるくらい。

だけれど今年は大変!の噂に違わず今日もサムを連れ出し山へ入ろうとあるき回るとクシャミが止まらない。

乗り切るしかないけれども。。。




間伐終わった地帯。

毎年のことだけれど、散歩途中に「今年もやったなぁ〜」という振り返りと共に行くたびに足を止め、見とれる。

毎回ちょっとずつサムの散歩ルートが変わって、ちょっとの視界の変化だけれどもそれが新鮮で見とれてしまう。

これがどんどん広がったら、、、と思うと終わったばかりなのに早く間伐の季節になって欲しい気もするくらい。

今年はたくさん採れてくれるといいな。




うちはこの山からの湧き水が生活水だけれど、裏の山はあちこちにから水が湧く。

サムはその水面に顔が映り自分で毎回おどろいている。