よっちゃん農場のドタバタ日記

「よっちゃん農場」の日常。
 ~いち農家から小さなブランド作りの奮闘記~~

山菜が芽吹く。

2020年04月10日 | 農家の風景。

家の裏は桃の花が開花中。


腰は7割回復中。毎晩寝る前のストレッチが効いている模様。

両腕の、やってないのにテニス肘も今日から輪ゴムストレッチ開始。


最近、メルを目当てに遊びにくる「トラオ」。

触ろうとすると決してなつかないけれど、徐々に距離が縮まってきた。

なんとも愛くるしいヤツ。



このところ、日中はよく風が吹く。それが寒くてたまらない。


事務仕事を終えて、止まない風の中、夕方山へ。

全体的に、やはりもう少し時間がかかりそうでタケノコの芽は少ない。

そんな中、今日も少ないチップゾーンで採れました。


こんな風にチップに割れが。これが目印。

すると・・・↓動画です↓

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丁度いい大きさのが隠れています。


↓掘りの様子↓
IMG 7388

チップを掘ると湯気が。内部は発酵が進み、おがくずのようにホロホロです。

何度見てもうっとりする竹チップ効果です。

帰り、山の素材を収穫しながら。


フキも小さく芽吹いてきました。


葉わさびも旺盛。なんばんとはまた違う、ツーンとくる刺激がおいしい季節になってきました。



今日の収穫。チップゾーンは取り尽くした感があり、ひとまずおやすみかも。


葉わさびと、薹が立ったフキノトウをも収穫。これがまたうまいのです。

明日もお弁当なので、せっかくなので味わっていただこうと思います。

春です。

移ろう季節。

2020年04月08日 | 農家の風景。


昨日の山見回りでは大収穫。

我が家史上最速、しかも大きなタケノコを収穫。




掘りたては仙台のkuromoriさんへ。

一本だけ家で食べました。


茹でているときのまるでトウモロコシの甘みが凝縮したような香りはたまりません。



パスタとお吸いにしました。もちろんおかわり当確です。

一昨年、友人の会社から竹粉砕機をお借りして使ってみて、これはいい!と、

昨年一念発起して借金して自前の可能な限り大きめの粉砕機を購入。その成果です。

竹は粉砕したものをそのまま置いといても2,3日すると自ら分解、

チップ山を掘るとぽや〜っと湯気を出して発酵しています。

大した熱ではないですが、それが地温を上げて大収穫につながったのだと思います。

商売的にもそういう「早採りゾーン」を作ったら南の産地に負けない価値を作れそう。

やっぱり手を入れた場所は出が早い。

謎なのは他のチップゾーンは荒らしまくっているのに、昨日のポイントだけイノシシが見向きもしていなかったこと。。

これも検証課題。

昨日直売所の役員会があったけれど、竹林持っている人軒並み獣害で壊滅状態。

なにか光明を見つけたい。


昨秋収穫して、一冬吊るし干ししていたなんばんもカラリと乾いたので、実外し作業に突入。

大量なのでヒマを見つけてはやらないと今度は色落ちしてしまうので追い立てられます。


用途は「よっちゃん生ラー油」。

色も価値なので、赤のキレイなものだけラー油用。


なかなか難しい青(緑)なんばんの乾燥。

うまく色出ているものは「青一味」にしてみようかと分別。


そして色の悪いものはミキサーかけて獣害対策で竹林に蒔こうと思います。

用途が出来て無駄が出ないのはなにより。


昨年分の締めの作業と今年の始まりの作業は同時並行。

なんばんの鉢上げ仕事も3種目に突入です。



もうすぐタケノコ仕事が始まってしまうので気ばかり焦ります。

そんな時に腰痛が治らず歯がゆいばかり。

あまりに後を引くので昨日久しぶりに行きつけの整骨院へ。

去年も同じ時期に「なんとかして!」と行ってるので一年ぶり。

妙に気が合う、ちょっと年下の先生とも久しぶり。

他に介護施設も運営しつつ、土いじりから農業に興味が出て、2,3年前から畑と田んぼもやっています。

今年は畑はブドウとさつまいも、加えてなんと1haの田んぼもやるそうで、

駐車場には中古で買ったという田植え機が鎮座しておりました。

すごい先生です。




今日は朝イチで道の駅の部会でやってる竹細工教室の件で、

部会長と共に塾長長谷川さんところで打ち合わせ。

コロナの影響で集まれる施設も使えず、集まることも控えての今後を話し合い。

加えて農作業も本格化してきたので興味から入った皆のテンションを落とさないように、

これからどうもっていくか。



職人仕事は見ているだけで絵になります。

打ち合わせといいつつ、今日もたくさん教わってきました。

このところやれてませんが、時間を作って竹に触れて慣れたいと再認識。

そういう積み重ねでしかその先は作れないです。

80歳を過ぎて損得抜きで、その技を伝えておきたい!という塾長を支えたい。



毎度お邪魔するたび、塾長の奥様がお茶と共に手料理を出してくれます。

今日はこちらも初物、塾長が朝採ってきたコゴミの和え物。とても美味しくいただきました。

山菜のハシリです。

自然、季節はどんどん変わってきます。

ワタワタしては、いられない。

2020種まき終了。

2020年04月06日 | 農家の風景。

毎年恒例、隣家シゲルさんちとの合同種まき終了。

うちから始まり2時間、シゲルさんちに移動して4時間、

たわいもない話をしつつ行われる春の行事。こういう時間に癒やされます。

親父もシゲルさんも年を取り我らが張り切る番だ、と思っていたら

腰痛がしんどくって土入れという地味な力仕事で精一杯でした。

終了後は料理を持ち寄って軽く打ち上げをし、

時間的にちょうど楽天イーグルスのデーゲームを見つつ、、、というのがこのところの時間だったけれど、

今年はコロナで開幕しておらずにニュース画面をにらみながらの乾杯でした。

ひとまず田んぼ準備の始まり作業終了です。



いよいよ緊迫感も増してきて、この先がどうなることやらまったく読めないです。

お弁当も大口ほど蜜状態に寄ることが懸念されてキャンセルが続いていますが、

そんな中よっちゃん農場の商品を扱っていただいているお店には感謝の気持ちでいっぱいです。

ピンチはチャンス!

と軽々しくは思えませんが、こういうタイミングだからこそ、考えられることややれることを第一に前を向いて行くしかないですね。

命あっての毎日だもの。


先日カミさんが採った筍は軽く茹でて肉と一緒によっちゃんなんばんで炒めました。

美味。たけのことよっちゃんは相性がいいです。





戦い。

2020年04月04日 | 農家ブランド



春の陽気にチョビ隊長もごきげんです。



お弁当の納品帰りに佐藤農場。 梅満開。

何万本あるかわからない梅園は、梅の香り漂い見事な風景。見頃です。



本数では勝っている竹林は収穫時期目前でも戦闘中。


他の山へ続く北部の峰付近がもっとも怪しいと思ったら案の定、

一部が猛烈な突破跡らしき部分があり、補強。



それでも悔しいのでもっとも過酷な雑木との堺、蔦から枯れ木から切り倒すところから、

とりあえず30mほどカミさんと柵に積み上げ。

先週から不調だった腰にはトドメの作業。今日からコルセット巻いています。

収穫までは治って欲しい。

これで電線と併せて北、南、西方面はまだまだ頼りないものの囲った。

出入りする東側が、イサムさんの田んぼからなにから激しい荒らされかた。

ここは電気柵を買い足すか非常に迷っているところ・・・・。


加えて今日からさらなる追加策。 暗くなってから山へ。

ラー油に使うごま油の空になった一斗缶を竹林内数カ所へ配置。

唐辛子入っている獣避け線香を試行。

家もハクビシンが最近すごく、その対策に使ってみたら、

悶絶するほど強烈な刺激だったので、人間より敏感なイノシシの野郎も少しは参るのではないかと期待しています。


真っ暗になってきた帰りにカミさんが小さいタケノコを2本収穫。

もうすぐシーズン。やれることをやります。



合間を見てなんばん苗もポット上げ開始。

発芽がうまくいくと苗も元気に見えます。





早くコロナも落ち着きますよーに。









タガ編み。

2020年04月02日 | Weblog

初物は味噌汁でいただきました。


瓶詰め保存もかなり掘りたてに近いけれど、やはりホントの掘りたては薫りがある。




日々、コロナも深刻。

生きるための生命の活動と、

食いっぱぐれないように、という経済活動、

両方の兼ね合いに尽きるのかなと思っています。

今やどっちも大事。

状況は違えども、その辺は震災の時とおなじように感じています。

飲食店のみなさまが大変、それは回り回って生産者である農家にもつながってくる話。

農に自粛はない。それは生きるための活動でもあるからこそ。


もう、そういう世の中。

その中で、どう生きるのか? ということだと思う。

また、喉元すぎれば・・・・になってしまうのかどうなのか。



権力があろうとなかろうと、初めてのことはわからない。それを批判したって始まらない。

さすがにマスク2枚はないだろうと思うけれど。。。。

われらがわからないことはたくさんあるのだろうけれど、

だからこそ、これこれこうだからこうします、

という、結局は国という単位で考えても、信頼なのだろうなぁと思っています。


コロナも怖いし、もんもんとする日々です。



そんな時の手慰み、ではないけれど、竹。

暖かくなってくると時間がとれなくなるけれど、地道に続けたい。

とりあえず、タガを編んでみました。

うちもたくさんあるけれど、木樽を締めていたのはこれ。というが作ってみると納得します。

両手でひっぱっても緩まない強度。

昔の、生きるための活かす知恵は、すばらしい。