おはよ。
皆さま、お忘れかもしれませんが、あたしは呉服屋なのです。(本当です)
そして、秋の訪れとともに、いろいろなご注文をいただく季節となるのです。
(夏の暑い間は、あまり着物の話題が出てこないのですね)
そんな中、20年ほどご無沙汰をしていたお客様からお電話が・・・
「孫に、おじいさんが使った産着を着せてやりたいのだけれど・・・」
どうやらお孫さんが生まれて、かつておじいさんの使われた着物を、縫い直して使いたいというご希望のようです。
おじいさんの着た産着(=初着 ウブギと読みます。生まれたばかりの赤ちゃんが、宮参りと称して、氏神様に挨拶に行く時に着る着物です)・・・というところで、一体どんなものなのかがわかりませんでしたので、早速にお宅へ伺って、拝見しました。
するとそれは、大正時代の古い古い着物が、キレイに洗い張り(着物を解いて、パーツごとに洗って再び縫える状態にしてあることです)をされておりました。
まずは、生地の強度を確かめます・・・大丈夫みたい。
・・・が、いかんせん古い古い着物ですので、今と比べると、サイズと形が少し違うのですね。
お客様を前にして、着物と対話をするあたし。
その間、寸法のこと、仕立てのこと、パーツの不足がないか?など、ここぞとばかり脳ミソが超高速にフル稼働するのでありました。
そして、やがて結論に達します。
「・・・何とかできると思います。やってみましょう。」
これを言った限りは、何が何でもやり遂げないといけませんョ・・・プロだもの。
先日のガス欠のおじいさんではないですが、今ここであたしがすることは、全力で引き受けるということなのでした。
断わるということも出来ないことはないのでしょうが、それをやったら、あたしはあたしでなくなるような気がするのだよ。
・・・あたしは、プロの呉服屋なのです。(本当です!)
皆さま、お忘れかもしれませんが、あたしは呉服屋なのです。(本当です)
そして、秋の訪れとともに、いろいろなご注文をいただく季節となるのです。
(夏の暑い間は、あまり着物の話題が出てこないのですね)
そんな中、20年ほどご無沙汰をしていたお客様からお電話が・・・
「孫に、おじいさんが使った産着を着せてやりたいのだけれど・・・」
どうやらお孫さんが生まれて、かつておじいさんの使われた着物を、縫い直して使いたいというご希望のようです。
おじいさんの着た産着(=初着 ウブギと読みます。生まれたばかりの赤ちゃんが、宮参りと称して、氏神様に挨拶に行く時に着る着物です)・・・というところで、一体どんなものなのかがわかりませんでしたので、早速にお宅へ伺って、拝見しました。
するとそれは、大正時代の古い古い着物が、キレイに洗い張り(着物を解いて、パーツごとに洗って再び縫える状態にしてあることです)をされておりました。
まずは、生地の強度を確かめます・・・大丈夫みたい。
・・・が、いかんせん古い古い着物ですので、今と比べると、サイズと形が少し違うのですね。
お客様を前にして、着物と対話をするあたし。
その間、寸法のこと、仕立てのこと、パーツの不足がないか?など、ここぞとばかり脳ミソが超高速にフル稼働するのでありました。
そして、やがて結論に達します。
「・・・何とかできると思います。やってみましょう。」
これを言った限りは、何が何でもやり遂げないといけませんョ・・・プロだもの。
先日のガス欠のおじいさんではないですが、今ここであたしがすることは、全力で引き受けるということなのでした。
断わるということも出来ないことはないのでしょうが、それをやったら、あたしはあたしでなくなるような気がするのだよ。
・・・あたしは、プロの呉服屋なのです。(本当です!)