ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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ジイチャンのご高説

2009-09-26 09:04:00 | ノンジャンル
おはよ。

毎朝5分の座禅を終えたら、「Yes,I'm quite well!」と唱えます。(中村天風さんが教えてくれました)

だから、今日も絶好調、無敵のPなのだ、ワッハッハ。


さて、一昨日のお休みの日。

お仕事を終えた夕方、ジイチャンのところに行きまして、しばし年寄りのお相手です。

この親にしてこの子ありと思うところのジイチャン(あたしの父です)、目下、「ウパニシャッド」の勉強に没頭しています。

ウパニシャッド・・・なんぞ?

詳しくは、WIKIで調べてね。(あたしも良く知りません)

もともと若い頃(たぶん20歳ころ)から俳句を趣味として、俳聖といわれる松尾芭蕉さん(もう、お亡くなりになっておられます)の境地に達することが、この人の生きがいであります。

だから、91歳の今日も、本だらけの部屋で天眼鏡を片手に、日々お勉強であります。

そんなジイチャンですが、本は目と脳ミソを使いますが、口と耳は使いません。

そこで、ジイチャンの老化防止のため、あたしは時間があるごとに、ジイチャンのお話し相手をしたりするのですね。

「ジイチャン。アビダルマでは、花が美しいと思う心も、実は妄想なのだと理論的に断言しています。・・・どう思います?」

あたしは、にわか仕込みの知識で、ジイチャンに質問をしてみます。(実は何もわかっていないあたしですが・・・)

すると、ジイチャンの目は突然キラキラと輝きだしまして、くだんのウパニシャッドのご高説を、とめどなくするのでありました。

「宇宙と一体になる」だとか、「芭蕉の求めた所は」だとか、それはそれは延々と続くのでありました。

そばで聞いているバアチャンは、また始まったかという顔をしておりますが、あたしはその毎度おなじみのお話が結構好きなのよ。

やがて時間が来まして、そこそこの所で切り上げますが、なんとなく、ジイチャンが満足そうな顔をしているのを見て、あたしも嬉しいのです。

さて次は、どんな質問をしてやろう?

・・・

いつまでも、どうぞお元気で・・・