ぴかの独り言 GooBLOG vol.1

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一休さん

2010-11-27 14:58:00 | ノンジャンル
こんにちは。

今朝ほど、じいちゃんの家に向かう途中で、つけっぱなしにしているFM放送から流れてきた曲に耳が止まりました。

ボサノバ調のノリにアンニュイな歌声・・・

SADE以来の心地よさであります。

何とはなく、曲の最後まで聞いておりましたら、終わりに

♪い~~っきゅ~~~さ~~~ん♪

・・・なぬ?

どうやら、クレモンティーヌさんという方が歌っておられるようです。

一休さんという名詞だけを記憶にとどめ、早速にパソで検索。

http://www.youtube.com/watch?v=4P72ZWhhO78

改めて聞いてみました・・・

ええじゃないですか!

ものすっごく、オサレ。

そして、あたしはまたいろいろと頭が巡るのでありました。


編曲という手法はあるのだろう。

でも、もともとの素材としての曲自体が不出来であるならば、取り繕いようがない。

そして、その素材がいかに良かろうとも、編曲者のセンスがなければ、受け入れられぬ。

・・・

これはそのまま、あたしの商売でありますよ。

目の前にある着物という素晴らしい素材を、お客様に受け入れていただけるようにアレンジをする。

それは、色、形というようなデジタルに記号化できるもので収まらず、声質はアンニュイが良いとか、その歌声と曲調のバランスとか、もっといえば「良くわからんけど、あたしはこれが好きっ!」という聞き手の琴線に触れるかどうか?という大変微妙な作り手側の感性が素材同様に大切なのだということを試されます。

う~~~む・・・

そう考えてみれば、呉服屋という仕事はすごいではないか?
(儲かればという条件は付きますが・・・)


昨日もおかげ様で商いをさせていただきました。

「ありがとうございました。また、よろしくお願いします」

と声をかけながらお見送りをすれば、

「こちらこそ、よろしくね」

と返してくださいます。


着物であれ音楽であれ、作品はそれ単独では意味がない。

着物なら着ていただいてこそ、音楽なら聴いていただいてこその代物。

そこに関わるものとしての意味を、クレモンティーヌさんと一休さんに教えていただきました。

(ついでにこれも秀逸です。

http://www.youtube.com/watch?v=IHRwT_McZuk

明日から、店のBGMはこれですね!)


ありがとうございます。