仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

この練習方法ならば、教え子が付いてくる

2020年09月04日 | 勉強法
 昔は、柔道を学んでいた。

 中学~高校の頃である。

 ずいぶん鍛えてもらったおかげで、かなり体力が付いた。

 今体力に不安を覚えることなく仕事ができているのは、その頃に鍛えてもらったおかげである。

 とても感謝している。

 弐段まで取得することもできた。

 しかし、しかし、とてもとてもきつかった。

 柔道をやめようと思ったことは数知れない。


 今、50歳を超えた年齢で柔術の稽古をしている。

 柔道をしていた頃のきつさは全くない。

 新しい動きを学べるので、毎回楽しみである。

 柔術の師匠の教え方は、理にかなっている。

 技を「やって見せて」

 技のポイントや動きの理由を「言って聞かせて」

 技を「やらせてみて」

 「ほめる」

 この「やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめる」の繰り返しである。

 弟子の様子を見ながら教えてくれるので、無理なく楽しく稽古ができている。

 
 柔道の練習をしていた頃は、

 「やって見せて」と「言って聞かせて」が少なかった。

 圧倒的に「やらせてみて」が多かった。

 そして、その後に「ほめる」は、殆どなかった。

 「やらせてみて」の後に続くのは、圧倒的に「叱る」であった。

 その頃の指導法は、それが普通だったのかもしれない。

 
 しかし、今時の練習は、「やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、ほめる」の繰り返しが重要であろう。

 そうでなければ、一般の人は続かない。

 これは、柔術に限らず、多くの稽古事に共通するだろう。
コメント
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