仕事の道楽化

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聞き上手な管理職をめざしたい

2020年09月11日 | 学校経営
 昔、学級担任をしていた頃の校長先生で、教諭から避けられていた人がいた。

 休み時間に職員室に行くと、校長先生が話しかけてくるのである。

 学級担任にとっての10分間休みは、とても貴重である。

 教材の準備をしたり、運動用の服に着替えたり、連絡無しで欠席している子の家に電話をしたりと、やることはたくさんある。

 そんな学級担任を呼び止めて話をするのである。

 しかも、聴くのではなく、自分のことを話すのである。

 授業開始のチャイムが鳴っても、続けるときがあったそうな。

 当然、その校長先生は、避けられることになる。

 人の良い、優しい校長先生ではあった。

 本人としては、部下とコミュニケーションをとっているつもりだったかもしれない。

 だが、結果としては、逆になった。

 

それとは逆の管理職もいた。

 自分のことはあまり話さない管理職である。

 こちらが話すと、手を止めて、じっくりと聞いてくれる。

 時々、「そうなんですね。○○が気になるんですね。」などと、こちらが心配していることを復唱したりまとめたりしてくれる。

 当然、こちらは安心して「聴いてもらえている」という安心感を持って話ができる。

 そういう管理職には、進んで話をしたくなった。

 相談したくなっていた。

 きっと、この人には、たくさんの情報が集まっていたことと思う。

 自分も、聞き上手な管理職を目指したい。

 (ついつい自分のことを話したくなるけれど)
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