仕事の道楽化

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若手を見て、「おっ、この人は伸びる!」と思えるのは、こんな人である

2021年07月15日 | 教師修業
 若手を見て、「おっ、この人は伸びる!」と思える場面がある。

 それは、「引き受ける」姿勢を見せたときである。

 例えば、教員ならば「研究授業を誰かがしないといけない」という時に、

 「私でよければやります。」

 と手を挙げる若手を見たときである。

 こういう若手は伸びる。

 また、何かの研究発表をしないといけないとき、誰かに「発表者になってくれないか?」と頼まれたとする。

 そういうときに、勇気を出して引き受ける人は伸びる。

 研究授業をするにしても、発表をするにしても、大変な勉強をしなければならない。

 ある意味、「余計な仕事」である。

 しかし、その勉強が自分の指導力を伸ばす。必ず伸ばす。

 働き改革があるからと言って、若いうちから研究授業や発表を拒んでいる人は、伸びない。

 結局のところ授業が面白くなくなっていくだろう。

 若いうちの研究授業や発表を拒み、指導力を伸ばせず、つまらなそうに仕事をするようになった人をたくさん見てきた。

 若いうちは「引き受ける」機会が多い人が伸びていく。



 「えっ?自分には力が無いので、そんな仕事はとてもできません。」という人もいる。

 それは間違いである。

 頼む方は、できない人には頼まない。

 できると思っているから頼むのである。

 その仕事をすることで、その若手は更に伸びるだろうと思って頼んでいる。

 それを断るのはもったいない。

 頼まれて引き受けた場合、周りのベテランは、必ずその人のバックアップをしてくれる。

 その若手は、更に伸びる。(バックアップをしてくれないようなベテランや組織には問題がある)

 「おっ、この人は伸びる!」と思わせるのは、「引き受ける」姿勢を見せる人である。
 
 修行期間にいる若い人は、勇気を持って引き受け、指導力を高め、経験を増やしてほしい。

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