仕事の道楽化

 仕事が道楽になることを目指しています。

働き方改革を進めるための心得その1・・・教育活動の計画を立てる際の留意点はこの3つ

2021年07月29日 | 学校経営
 昨日に続いて、働き方改革に関する話題を書く。

 スクラップ&ビルドの「スクラップ」を少しでも進めるために、職員には次のように伝えて実践している。

 教育活動の計画の立て方に関してである。

 学校行事を始め、学校では様々な教育活動の計画を立てる。

 運動会、避難訓練、遠足、学習発表会、参観日、・・・などたくさんある。

 それらの計画を立てる際には、次の3点に留意して立ててもらう。



1 ゼロベースで見直す。
 
その教育活動は本当に必要なのか?どんな効果があるのか?

 昨年度もやっていたからという理由ならば、なくしていく。

 こうすると、不要な教育活動は減らせる。

 しかも、この考えを取り入れると、その行事は「何のために行うのか」がより明確になっていく。


2 基本的には「パクる+α」

  学校は忙しい。

 計画案を立てる際には、時間をかけないようにする。

 基本的には、前年度までの計画案や他校で行っているものをパクって、時間をかけないようにする。

 パクるという表現は、あからさますぎるかもしれない(「まねる」くらいにした方がよいかもしれない)が、わかりやすいので使っている。

 「+α」は、前年度までの反省を踏まえるということである。

 また、意欲があれば、その担当者の創意工夫を取り入れるということである。

 この「+α」がないと、その学校にあった実践にはならない。 


3 計画立案の段階では、早めに相談をする

  計画立案の段階では、「早めに相談する」が大事である。

  学年主任、校務部長、教務主任、管理職に早めに相談する。

 計画全体の1~2割が決まったところで、相談する。

 計画全体のおおよそができた段階で相談されて、修正が必要になった場合は大きな労力を要する。

 時間がもったいない。

 会議を少なくするためにも、短時間の相談やミーティングをする必要がある。
 


 繰り返す。

1 ゼロベースで見直す。

2 基本的には「パクる+α」

3 計画立案の段階では、早めに相談をする


 この3点に留意して計画を立てることで、「スクラップ」が(少しは)進み、働き方改革につながると考えている。

 ただ、それでも現場ができることには限界がある。

 昨日書いたことと同じになるが、教育現場にお金と物と人を供給してほしい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする