仕事の道楽化

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文科省が始めたツイッター「教師のバトン」で分かる教育現場の現状

2021年07月24日 | 学校経営
 文科省が始めたツイッター「教師のバトン」が炎上していた。(今もしている)

 もともとは、「教師の魅力を発信し採用者増を目的としたプロジェクト」なのだが、教育現場のブラックな現状が呟かれ、文科省の目的とは違う方向に進んでいる。

 私は、これでよかったと考えている。

 現状を知ってもらった方がよいのだ。

 炎上したために、マスメディアにも取り上げられ、教育現場の現状を多くの人に知ってもらうきっかけともなった。

 「免許更新制の見直し」を文科省が検討するそうである。

 それも、このツイッターが炎上したからではないだろうか。

 勤務時間内に、仕事が終わるような業務量になっていくことを期待している。

 そうでなければ、教員志望の若者はどんどん減っていくだろう。




 小学校の管理職をしている自分としては、勤務校でできる業務削減はすぐに取り入れるようにしている。

 例えば、会議の時間短縮である。

 「説明→検討」から「資料の黙読→質疑→検討」に変えたところ、時間が3分の2くらいに短縮できた。

 これまで45分かかっていた会議は、30分ほどに時間削減ができた。



 例えば、給食指導である。

 ごく小規模校であるため、職員全員で給食指導をする必要はない。

 輪番制にして、給食を食べ終えた職員は、早めに片付けて職員室で仕事ができるようにしている。



 勤務校でも努力をしているが、宮崎県や市町村の教育委員会も、教育現場のために、働き方改革を推進してくれている。

 現場の職員のために業務削減をしてくれていると思う。

 ありがたい。


 ただし、教育現場や教育委員会でできることには限りがある。

 業務の全体量はあまり変わらないからである。

 文科省には、次の手立てを取ってほしい。

 「教育にお金をかける」である。

 金をかけて、人を増やすか、外部委託をするという方法をとらない限り、業務量は減らないだろう。

コメント
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