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映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」は悲しい映画だった

2021年07月31日 | 映画
2ヶ月ほど前に見た映画は、「るろうに剣心 最終章The Final 」だった。

 その時の感想はこちら→「映画「るろうに剣心 最終章The Final 」を観てきた。

 一番最後に公開されたのが、この「るろうに剣心 最終章 The Beginning」である。

 内容は、一番始まりの物語である。

 一番最後に公開されるにもかかわらず、である。

 これまでの映画を見ているので、「だいたい察しがつくような映画だろう」と思ってみていたが、本当に予想通りの展開だった。

 剣心と巴の悲しい話である。

 素晴らしいアクションの映画だった。

 

 ただ、少し引っかかるところもある。

 「人斬り抜刀斉」と呼ばれた剣心は、いわばテロリストである。

 いくら「平和な世の中を作る」という志があったとは言え、人を切りまくっている。

 「今の世の中の物差しで測ってはいけない」と言われるかもしれないが、どうしても共感できない。

 切られる人にも志や仲間や家族がいるのだろうなあと思い、冷ややかな目で見てしまった。

 「なぜ人斬り抜刀斉と呼ばれるほど、人を切らねばならなかったのか」という理由の描き方が全く物足りない。



 そういう意味で、映画になかなか入り込めなかった。

 これまでの映画「るろうに剣心」では、剣心が「不殺(殺さず)の誓い」を立てている。

 これまでの映画の方が共感できる。
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