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1学期終業式での校長の話

2021年07月21日 | 学校経営
 夏休みに入る前の終業式では、「校長先生の話」がある。

 いろいろな内容を話しても伝わらないだろうから、1つに絞って次のような話をした。

 (それでも少し長くなってしまった。)



 今、「1学期を振り返って」という作文の発表がありましたが、何をがんばったかがよく分かる作文でしたね。

 この後の時間に、君たちはみんな担任の先生達から「通知表」をもらいます。

 その中にも、皆さんが、1学期にがんばったことがたくさん書かれていますよ。

 校長先生も全員分を読ませてもらいましたが、みんながんばったんだなあと思いました。



 さて、明日から夏休みですね。その前にお話を聞いてもらいます。


 先生達にとって、この世で一番起きてほしくないことは何でしょうか?


 (事故、けが、いじめなどの声が上がる。しばらくして「命に関わるけが」という声が)

 そうですね。先生達にとって、この世で一番起きてほしくないことは


 「子供が命を落とすこと」です。

 これ以上に起きてほしくないことはありません。


 みなさんは、お葬式やお通夜に参列したことはありますか?(「あります」との声)

 お葬式で「棺桶」を見たことがありますか?(「あります」との声)

 子供用の棺桶を見たことはありますか?(「ありません」との声)

 校長先生も見たことはありませんが、とても小さいそうです。


 知り合いの先生が勤めていた学校で、水の事故で子供が亡くなりました。

 お葬式に行ったそうですが、お父さんお母さんのショックは大変なものでした。

 お母さんは立ち上がれなかったそうですが、出棺と言って、火葬場に行くときになって、お母さんは、突然立ち上がり、泣きながら子供の名前を呼び続けたそうです。

 その知り合いの先生は、「二度と子供の棺桶は見たくない。」と言っていましたが、校長先生もそう思います。




 よく言っているように「自分の命は?・・・(「自分で守る」の声あり)

 そうですね。そのために「ヒヤッとした、ハッとしたという出来事を減らすようにしましょう。」

 飛び出しをして恐い思いをすると「ヒヤッ」とするでしょう?

 片手で自転車の運転をして転びそうになると、「ハッ」とするでしょう?

 そういう恐い思いをしないようにして過ごしてほしいのです。

 安全に気をつけて「夏休みならでは」の思い出を作りましょう。

 山、川、海でも遊んでほしいです。(ただし大人といっしょに)



 夏休みをどのように過ごせばよいか? 

 この後の先生達の話をよく聞きましょう。





 最後に、校長先生との約束をしてください。

 8月30日の2学期始まりの日は、元気に登校しましょう。

 これで終わります。
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