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Pretenderの備忘録

骨と十字架

2019-07-26 21:52:37 | 芝居・ミュージカル・バレエ
新国立劇場 小劇場

作:野木萌葱

演出:小川絵梨子

出演:神農直隆 小林 隆 伊達 暁 佐藤祐基 近藤芳正

男5人による、息詰まる会話劇。
予備知識なしで行ったら、キリスト教と進化論の話で翻訳ものかなと思っていたら、日本人作家ということでびっくりした。
ここで描きたいものは何か?人間の弱さ、変わりたくない性、狡さ?言論の自由と忖度?などと思いを巡らせながら観た。

基になるノンフィクションはあるらしいが、それを日本人が、劇作とした。凄いなと思う。
演出の芸術監督からのお題はディストピアだったという。確かに、1984のにおいがする。

宗教、科学、人間の本質、自由等々、考えさせられる素材が散りばめられている。
小林と近藤は、まじめ腐っているのが逆に笑えて、そこは狙った配役か?

コメント
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