新国立劇場 中劇場
松たか子や長塚は、フェイスシールドを。他の出演者は、マスクをしたりしなかったり。イヌビトになるという疫病。歌やダンスも多く、子供にもというコンセプト。
観ていて、どこからコロナを意識したプロットになったのかなと思った。また、ゾンビっぽいなあとも。
この事態で、新国立劇場に松、歌舞伎座に幸四郎。白鸚は、ブロードウェーやいろいろなチャレンジをしたが、きちんと後継者を血の形で残したのが最大の功績かもしれない。
終演後、中井美穂の司会で、長塚、近藤、阿部の三人が出てきて30分のトーク。コロナで劇場が閉まっている時の、表現者のモチベーションの問題が興味深かった。また、最悪、しゃべるのは松だけという展開も想定していたことが明らかになった。大劇場でバレエ公演が中止になったり、まだまだ予断を許さない緊張感が伝わってくる。
芝居そのものは寓話的で、どうってこともないのだが、ダンスは凄いが、いろんな意味で忘れない一夜となった
スタッフ
作・演出 長塚圭史
振付 近藤良平
音楽 阿部海太郎
美術 木津潤平
キャスト
近藤良平 首藤康之 長塚圭史 松たか子
入手杏奈 岩渕貞太 碓井菜央 大久保祥太郎 黒須育海
柴 一平 島地保武 中村 駿 西山友貴 浜田純平