蜘蛛の糸は、亀治郎時代から観ている。今回は、前振りで、澤瀉屋を出して、今の時代にマッチしたセリフも言わせる工夫も。猿之助は早変わりが、本当に違う人物になり切れるのが魅力だ。
身替座禅、好きな狂言だ。先月の国立は観ていないが、菊五郎が輝いている。最近は、疲れを感じさせていたが、今月は素晴らしい。左團次も真面目に演じていた、(笑)。若手も、右近と米吉と良いところを持ってきた。楽しい芝居だ。
今月は三部、四部はパス。一條大蔵卿は大好きな狂言ではあるが、白鸚だと良いやって感じ。四の切も、獅童と子供たちって感じで触手が延びない。価格が四部だけ安かったら考えたかも。
歌舞伎座
第一部
蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし)
市川猿之助五変化相勤め申し候
女童熨斗美 小姓澤瀉 番新八重里 太鼓持彦平 傾城薄雲 源頼光 碓井貞光 金時女房八重菊 貞光女房桐の谷 坂田金時 | 猿之助 隼人 中村福之助 笑三郎 笑也 猿弥 |
第二部
岡村柿紅 作
新古演劇十種の内 身替座禅(みがわりざぜん)
山蔭右京 太郎冠者 侍女千枝 同 小枝 奥方玉の井 | 菊五郎 権十郎 尾上右近 米吉 左團次 |
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