今回は、六月に歌舞伎座でやった萬屋の襲名も兼ねているのだが、特に劇中口上もなし。祝い幕なのかなあみたいな幕。
すし屋、孝夫さんはこれが好きで、何度観たか、でも実は大阪では20年ぶりくらいか。木の実からの上演となるので、2時間半を超える。これじゃ、襲名が霞んでしまう。萬壽をはじめ、壱太郎、歌六、弥十郎と上手くはまってはいるが。。。また、今までと異なる工夫が随所に見られた。ウソ泣きや、女房子供の顔を上げさせる場面、火を使う場面等々。
汐汲、扇雀は日舞にふさわしい体型なのだが、あまりうまくならなかったなあ。体の使い方だろうか。
八重桐、新時蔵の見せ場もあり、脇も菊之助他豪華で、良かったか。
すし屋が長いので、16時に始まって、終演が20時40分とかで、南座の顔見世じゃないのだからさあ。昼の部とのバランスも悪いし。すし屋は誰に見せておきたかったのだろう?歌昇?隼人?
大阪松竹座
一、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
木の実
小金吾討死
すし屋
小金吾討死
すし屋
いがみの権太 弥助実は三位中将維盛 若葉の内侍 主馬小金吾 お里 六代君 権太伜善太郎 弥左衛門女房お米 猪熊大之進 権太女房小せん 梶原平三景時 鮓屋弥左衛門 | 仁左衛門 時蔵改め萬壽 孝太郎 歌昇 壱太郎 種太郎 秀乃介 梅花 松之助 吉弥 彌十郎 歌六 |
二、汐汲(しおくみ)
蜑女苅藻 此兵衛 | 扇雀 萬太郎 |
六代目中村時蔵 襲名披露狂言
近松門左衛門 作
三、八重桐廓噺(やえぎりくるわばなし)
嫗山姥
荻野屋八重桐 煙草屋源七実は坂田蔵人時行 腰元お歌 沢瀉姫 白菊 太田十郎 | 梅枝改め時蔵 菊之助 萬太郎 壱太郎 孝太郎 鴈治郎 |