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Pretenderの備忘録

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2013-02-05 22:44:17 | 芝居・ミュージカル・バレエ
シアタートラム H列8番

[作・演出] 倉持裕

[出演] 鈴木砂羽/小林高鹿/ぼくもとさきこ/玉置孝匡/近藤フク/吉川純広/谷川昭一朗

再演ということだが、初めてみた。
倉持作品もなんだかんだでここ5年くらいで結構観ているように思う。
鈴木砂羽という女優は、かなり存在感があり、好きだ。
夫がこの初演の際に出会った、10歳下の吉川だというのだから、ちょっとビックリだが。

謎解きのような時間である。
イライラすることなく引き込まれ、想像の世界に遊ぶことができる。
今後どうなるのだろう、等々は観客に委ねられる。
肉体で表現する演劇という感じでも、息詰まる台詞劇ということでもないが、こういう演劇もありだと思う。
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テイキング・サイド

2013-02-04 23:18:23 | 芝居・ミュージカル・バレエ
天王洲銀河劇場 1階A列23番

<出演>
筧 利夫、福田沙紀、小島 聖、小林 隆、鈴木亮平、平幹二朗
<スタッフ>
作:ロナルド・ハーウッド
演出:行定 勲

訳:渾大防一枝
美術:二村周作
衣裳:前田文子
照明:佐藤 啓
音響:長野朋美 
演出助手:河合範子
舞台監督:藤本典江

息詰まる台詞劇。
筧、平の実力を改めて見せつけられる。

米国の作品だと思ったら、そうではなかった。
まあ、ユダヤ人の力を感じさせるところはある。
その一方で、真実の「作られ方」についての問題提起もある。

重厚な作品だが、時間的にもコンパクトに抑えており、引き込まれ、考えさせられる。
非常に男性の観客が多かったのは、フルトヴェングラーというテーマ性ゆえだろうか。

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天守物語

2013-02-02 23:41:59 | 音楽 Opera
【会場】新国立劇場 中劇場 2階3列37番

【作曲】水野修孝
【原作】泉 鏡花
【台本】金窪周作
【総監督】大賀 寛

【指揮】山下一史
【演出】岩田達宗

【出演】
 天守夫人 富姫:腰越満美(2/2)
 姫川図書之助 :中鉢 聡(2/2)
 猪苗代亀の城 亀姫:佐藤美枝子(2/2)  ほか
【合唱指揮】松下京介
【合唱】日本オペラ協会合唱団
【児童合唱】多摩ファミリーシンガーズ
【管弦楽】フィルハーモニア東京

【美術】増田寿子
【衣裳】半田悦子
【照明】大島祐夫
【振付】出雲 蓉

今週はオペラ三昧となった。
何度も色々な演出で観ているタンホイザーと、新作のオペラ、そして演劇では何度か見ている天守物語。
かなり、玉三郎の演劇の世界に近い演出で、鏡花の世界が描けていると思う。
ただ、アリアよりも台詞がかなり多い感じで、オペラとしてどうなのかなあとは思う。
鏡花の世界は生き続けるだろうし、これはこれで再演され続けるように思う。
演劇とかオペラの価値は再演されるかどうかというのが一つのバロメーターになるような気がする。
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