吉例顔見世大歌舞伎 第二部

三津五郎七回忌、そんなになるか。菊五郎劇団勢ぞろい。巳之助も健闘。

連獅子、孝夫さんと千之助は何回目か。大学生になっても千之助が孝夫さんより小さいのがちょっとなあ。狂言師の踊りがかなり長めでしっかり。

東銀座のエスカレーターを上がっていく時に、TV収録か、サンドと愛之助がおりてきてすれ違いました。写真とれなかった、（笑）

第二部

十世 坂東三津五郎七回忌追善狂言

一、寿曽我対面（ことぶきそがのたいめん）

工藤左衛門祐経 曽我五郎時致 曽我十郎祐成 小林朝比奈 八幡三郎 梶原平次景高 化粧坂少将 秦野四郎 近江小藤太 梶原平三景時 大磯の虎 鬼王新左衛門 後見

菊五郎 　巳之助 　時蔵 　松緑 　彦三郎 　坂東亀蔵 　梅枝 　萬太郎 　権十郎 　團蔵 　雀右衛門 　左團次 　秀調

河竹黙阿弥 作

二、連獅子（れんじし）

狂言師右近後に親獅子の精 狂言師左近後に仔獅子の精 浄土僧専念 法華僧日門

仁左衛門 　千之助 　門之助 　又五郎

古武道文化祭 〜霜月の交響曲(シンフォニー)〜

古武道のコンサートはできるだけ出かけるようにしている。とにかく癒される音楽だ。圧倒的に女性が多いのだが、もっと音楽性を評価すべきだよなあ。

いつも通りの二部構成で、ゲストあり。

彼らのオリジナル、クラシックの編曲等、多彩な音楽が繰り広げられる。

今回のゲストは加藤登紀子、最初は楽しみだったが、歌い始めると、声は加齢で低くなり、音程が上がるとかすれだみみたいな感じ。酒豪だからねえ。ちょっと残念。三曲歌って、長いお喋りでちょっとうんざり。四曲で一度引っ込んだが、アンコールで、愛の讃歌を。これも、美輪さんと声質変わらない感じ。

古武道のメンバーは新作を含めて、多数のレパートリーから演奏。

世田谷パブリックシアター

【出演】KOBUDO―古武道―（古川展生：チェロ／妹尾 武：ピアノ／藤原道山：尺八）
【ゲスト】加藤登紀子

N響 定期公演

次期芸術監督のルイージ。NHKホール改修中のCプロは、大曲一曲のみで開演19時半。今回はロマンティック、正直、ブルックナーは苦手だが、先日東響で聴いたこともあり。

N響らしい重厚な響きにうまく繊細さを加えた仕上がり。金管鳴らし過ぎかなと思う場面もあるが、弦の包み込むようなメローさも。

今後のN響が楽しみ。

東京芸術劇場

ブルックナー／交響曲 第4番 変ホ長調 「ロマンチック」
指揮：ファビオ・ルイージ

日本フィル 定期

首席指揮者でありながら、なかなか来日が果たせなかったインキネン。

ようやくだ。ブラームスは安定。きっちり仕上げた。ヴィエニャフスキは初めて聴いたが、聴きやすく、ヴァイオリンもしっかりだった。

特筆するような熱量は感じなかったが、クールにしっかりまとめたか。

神奈川県民ホール

指揮：ピエタリ・インキネン［首席指揮者］
ヴァイオリン：扇谷泰朋［日本フィル・ソロ・コンサートマスター］

 

プログラム

ブラームス：悲劇的序曲 op.81
ヴィエニャフスキ：《ファウスト》による華麗なる幻想曲
ブラームス：交響曲第1番 ハ短調 op.68

アンコール

バッハ　G線上のアリア

 

NODA・MAP番外公演『THE BEE』

前回観てから十年近くも経っていて驚いた。

忘れていた部分も多いだろうし、演出も変わっていただろう、大分違った印象になった。やったらやり返すドツボのテーマは健在。

白いシートを使ったシンプルな演出等。

阿部の口調が野田の口調になっているのがちょっと笑えた。

近藤良平の器用な存在は大きかったなとは思う。

刺激的な80分。

会場　シアターイースト

作・演出：野田秀樹

原作：筒井康隆　～「毟りあい」(新潮社)より～

英語脚本：野田秀樹＆コリン・ティーバン

日本語脚本：野田秀樹

出演

阿部サダヲ　長澤まさみ　河内大和　川平慈英