平日にも関わらず発券機に長蛇の列、入場口も長蛇の列、お客さんは入っていた。ビックリ。
天竺徳兵衛、やっぱり猿之助かなあ。松緑はかなりアドリブも入れ、着ぐるみに入って動き回り、大車輪だった。
文七元結、今までと異なる新作としてみるべきだろう。山田監督は、勘三郎の舞台を映画に撮っているので、それを基にこの舞台を考えたんだと思うと、楽しい。90を過ぎてお元気。
場面構成も異なるし、セットがロマンチックな感じがある。下町長屋のゴタゴタした感じではない。映画のカットのように橋を舞台上で動かして見せるとかも面白い。
獅童はあてがきに近いだろう。彼の良さが出るセリフ回し。注目の寺島もしっかり演じていて、女性であることが不自然な感じはなかった。
四世鶴屋南北 作
一、天竺徳兵衛韓噺(てんじくとくべえいこくばなし)
序幕 大詰 | 北野天神境内の場 同 別当所の場 吉岡宗観邸の場 同 裏手水門の場 |
天竺徳兵衛 梅津掃部 佐々木桂之介 銀杏の前 奴磯平 山名時五郎 宗観妻夕浪 吉岡宗観 | 松緑 坂東亀蔵 種之助 新悟 吉之丞 松江 高麗蔵 又五郎 |
三遊亭圓朝 口演
山田洋次 脚本・演出
松岡 亮 脚本
二、文七元結物語(ぶんしちもっといものがたり)
左官長兵衛 長兵衛女房お兼 近江屋手代文七 長兵衛娘お久 家主甚八 角海老女将お駒 近江屋卯兵衛 | 獅童 寺島しのぶ 新悟 玉太郎 片岡亀蔵 孝太郎 彌十郎 |