あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

錦秋の京都へ その1

2010-11-27 08:27:05 | 旅行

 久々のバス旅行です。 もみじ大好きの母が前々からうずうずしておりました。去年に引き続き今年も京都へ。


 今回は、嵐山のもみじを船から眺め、嵯峨野をトロッコ列車で走るというもの。すっかり足の弱った父もあまり歩かないで見物できるのではなかろうかとの考えで選んだコースです。出発前にかかってきた電話で、添乗員さんが「少し歩きますので履き慣れた靴で」と言ったのが少々気にはなりましたが。


 添乗員さんの説明では、京都は混雑がひどく、帰宅が翌日になった例もあるとのこと。 そうそう、だから祝日には行きたくなかったのだけれど、平日はツアーが中止になったのでやむなく勤労感謝の日に出かけたのです。


 バスの中で地図が配られました。


 おお~ 船着き場のすぐそばに宝厳院があります。 京都三毛猫倶楽部事務局員さんがダイジェスト版で紹介してくれていました。 バス旅行だから自由はきかないと思っていたけれど、船に乗り込むまでは自由に散策していいんだそうです。
 やった~、宝厳院は是非行きましょう。 
 
 京都へはまあまあ順調に着きました。嵐山が見える頃にはバスはノロノロ運転になりましたが、それでも四条松尾の交差点へは11時30分頃に着きました。 12時くらいには嵐山に着くかなあ。 そうしたら船に乗るまでに2時間ある。 お弁当は渡月橋の付近で食べて、それから天竜寺まで足をのばしてー と、わたしの頭の中では早くも散策プランができておりました。


 ところが


 動きません。


 バスより歩く方が早い。
 ついに歩いていくことになりました。 足の弱い父と数人の女性がバスに残りました。


 


 長い間バスに閉じこめられていたので、外の空気はさわやかで、歩くのは快適でした。


 横を通るバスはどのバスもからっぽ。 乗客は遥か先を歩いていました。 こうなると、乗用車の人はお気の毒。 車を置いて歩くわけにはいかないからです。


 こうして船着き場の集合場所に着いたときには、はや1時をまわっていました。 1時50分集合を約束していったん解散、やっと自由行動になりました。


 それから


 トイレで20分近く並び・・・・・


 トイレのすぐそばが宝厳院だったのは幸いでした。 ただ今特別拝観中


 


 拝観チケットを買うためにまたまた10分並び・・・・・


 待つ間に塀の向こうを眺めていました。



 やっと中に入ったときには1時30分。 集合場所まで余裕を持って行くには40分にここを出なくてはなりません。 拝観料500円也。 1分間50円、これぞ値千金。


 パンフレットによれば、嵐山を借景に取り入れた回遊式庭園だそうです。 獅子吼の庭と言うそうです。



  パンフレットによると、獅子吼とは「仏が説法をする」という意味で、
  庭園内を散策し  



 鳥の声


 風の音を聞くことによって



 人生の真理、正道を肌で感じる。 これを「無言の説法」というらしいです。 
 


 破岩の松



  念ずれば岩をも砕くということでしょうか。 願うことの大切さを教えてくれます。


  上を見れば・・・・・・



 
  鳥の声も聞こえていたかもしれませんが、


  現実はこのようでしたのよ。



 とにかく40分までにここを出なければ。
 この人たちをかき分けかき分け、写真も撮りつつ、なんとか通り抜けたわたしですが、
 
 あら、本堂はどこに?
 


 お参りするどころか、本堂すら見ないで出てしまったのでした。


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コメント (8)
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