あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

椎の木

2017-05-18 00:19:07 | 植物
 2週間もご無沙汰してしまいました。4月下旬からなんだかんだと忙しく、西へ東へと走り回っておりましたが、行く道々の新緑のきれいだったこと。

 
 

 緑にもこんなにたくさんの色があるのだと毎年感動させられます。
 そして未だに正体のわからない白い花。

 

 が、それもつかの間。緑はあっという間に色濃くなり、 山々に今までとは違った黄金色のような黄緑(変な表現だけど)が目立つようになりました。



 シイの花ですね。

 それが今年はやけに目立つなあと思いました。何十年かの間にずいぶん増えたのではないでしょうか。






 もう一つ、神社仏閣にはシイの木が多いと。
 たとえば、これは松山市久米にある日尾八幡神社ですが



 初めて車を降りて裏に回ってみました。



 この一角など


 シイの大木でほかの木が見えません。 

 いつかの新聞記事で、秋の大銀杏の木は、寺の目印になっていると読んだことがありますが、春のシイの木もそこに寺や神社があることをアピールするには十分な目立ちようです。案外そのために植えたのかも。いざというときの食料にもなるし。(あくまで個人の推測です)
 ドライブしながら気をつけてみれば、シイの木の固まっているところには必ずと言っていいほど、木にうもれるようにしてお寺や神社がありました。

 母が生きていた頃、母と一緒にシイの木を探し回ったことがありました。母はシイの実が大好物で、晩年は懐かしさも相まってシイの実を探し求めていました。でも、秋になってカシの木やナラの木等の中からシイの木を見つけるのはなかなか難しく、ましてやちょうど実の落ちた頃に出くわすことは滅多にありませんでした。
 今となっては「なあんだ」という気持ちですが、お寺か神社に行けば良かったのです。そういえば京都に紅葉見物にいったときもお寺でシイの木を見つけ紅葉そっちのけで拾っていたことを思い出します。そして最終的に母が見つけた秘密の場所も神社の杜でした。
 
 もっと早くに気づけば良かった。多分日尾八幡神社に連なるこの山(岡)なんかシイの木だらけでしょ。秋になったら実は取り放題だと思います。
コメント (4)
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