あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

たった一羽の

2021-07-06 20:21:02 | 生き物
 いつもの散歩帰り。細い道から車も通る大きな道に出たところで、向こうを歩いて行く鳥に気がつきました。例によって、ごま粒くらいにしか写りませんので、ぎりぎり引き延ばしてみました。
 
 


 この大きさだと、雌のキジかコジュケイか、あるいはキジのヒナか。
 
 けどコジュケイはこんな広々としたところに出ることはないでしょうしねえ。
 とにかくこのたぐいの鳥が道を歩いているということに違和感を覚えました。
 
 子連れのキジが道を横切るのは何度か見たことがあります。それこそ大急ぎで、なるべく早く草むらへ行こうとするのです。それが、たった1羽で、しかも姿を隠すことなく道を歩行者のように歩いている・・・・
 


 そっと後をついていく私と犬に気づいたのか気づかないのか、特に駆け足になるふうでもなく、生け垣の下に潜り込んでいきました。その生け垣の向こうだってー
さっきから重機の音が途切れなく聞こえて、人がいるのは明らかなのです。わざわざそっち向いていく? 確かにその向こうにはキジが住んでいるらしい場所があるんですが。
 
 
 私はいろいろ思いを巡らせました。
 違和感の正体は、この鳥らしからぬ孤独を感じたからなんですね。
 
 大人の雌だと、大概は近くに雄がいて安全を確認しつつえさを取っているんですが、先に行った雄を探しているのかしら。雄の鳴き声は聞こえなかったと思うけど。
 
 それとも、あの無防備さと判断の甘さは、親からはぐれたヒナなのかしら。
 
 
 思い出すのは2ヶ月ほど前に見つけたキジの卵です。
 
 
 偶然見つけてしまったタマゴ。あわてて草を植えて隠れるようにしました。その後たくさん雨が降って、母キジは濡れながら卵を抱いたのではなかろうか、それともタマゴを放棄してどこかへ行ったのではなかろうか、いろいろ心配しました。だけど時折雄の鳴き声が聞こえましたから、あの辺りでキジがうろうろしていたのは確かです。
 あれから1ヶ月以上たって、その声も聞こえなくなったので、そうっと見に行きました。
 遠目にもキジの姿は見えませんでした。それどころか、卵があった場所すらわかりません。しばらくその辺をうろうろしてやっと見つけたのが
 
 


 たった1個の割れた卵でした。残りのは?
 
 一番怪しいのはカラス。時々何かのタマゴをくわえて飛んでいるところを見ます。からごと盗んでいくとしたらそれ以外には考えられません。ただ、キジの卵は他の小鳥たちのよりずっと大きいですから、くわえることができるのかどうか。
 ヘビが丸呑みしたという可能性もあります。
 
 割れた卵はどう考えたらいいのでしょう。たった1わヒナが孵った? 孵る前に食べられた? それもあり得ることです。カラスは何でもやります。
 
 無事に孵ったとしたら雛は母キジに守られてどこかで生きている? そうあって欲しいと願っています。けれどー
 
 最近近くの畑で野良犬が4,5匹集まりだしました。野良猫もうろうろしています。少し離れたところでキツネも見ました。 もちろん、カラスに見つかったらヒナなんかひとたまりもありません。カラスはタカやワシのようにひとつかみでさらっていくのです。(ちょっとつらい思い出なのでこのブログには書いたことがありませんが、実際に私が経験したことです)
 
 なんと敵の多いことか。
 
 垣根の向こうに消えたキジがこの卵のヒナだとはかぎりません。ただ、ひとりぼっちに見えたあのキジが元気で生きていけますように、と見送ったのでした。
 
 
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斑入りの植物いろいろ

2021-07-06 00:18:17 | 植物

 アサガオを植えていてすてきな葉っぱを見つけました。

 



 元の色が白いからこそのこの色合い。 なんで今頃紅葉したのかな?

 この葉っぱの持ち主は

 







 グリーンカーテンのつもりで窓辺に這わせています。涼しげで夏にぴったり。

 さて、アサガオが根付いて大きくなり始めたなと思う頃、近くに勝手に生えてきたオシロイバナに異変が、






せっかくのアサガオも

 これは除草剤のせいに違いないと思いましたね。そこで夫に問いただすと(「聞いてみる」ではありませんよ。すでにわたし、怒っています)

 まあ、その後の腹立たしいやりとりは書かないことにします。

 最近、除草剤の影響で葉っぱの色素が抜けてくると言うのは分かってきました。

 
 この四つ葉のクローバーは、全部一つの茎から見つけたものですが、そばの雑草にかけられた除草剤がわずかにかかったらしく、不自然な枯れ方をしていました。



 一部色素が抜けていますよね。

 けれど、なぜだか分からないけど斑入りのもあって

 ツユクサ

 



 きっぱりと白い筋が入ってきれい。

 こういうのを突然変異と言うのか、それとも一時的に色素が落ちてしまっただけなのかよく分かりません。

 多分シロザ





 困りものの雑草とはいえ、きれいな葉でした。

 こうした中からドクダミの「カメレオン」など、色鮮やかな園芸植物も生まれたのでしょうが、先祖返りと言うこともあるのですよ。残念ながら。

 わが家のカメレオンの現在は、以前紹介したとおりです。

 ハツユキカズラもほとんどテイカカズラに戻っています。

 こちらは同じくテイカカズラの仲間でアサヒカズラ。斑入りのアイビーの中でよく目だっています。

 

 葉っぱだけで花のように華やかなのが斑入りのいいところ。うちには白色系のアイビーもあります。

 
 たいていは緑に戻っていくのに、これだけはますます色素が抜けて真っ白になってしまいました。



 白い葉だけのアイビー。定着すればなかなかすてき。他の花との相性も良さそうですがー

 自然に増えるかな? 挿し芽をして増やそうかな? 白い葉になってくれるかな?





 

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