あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

断捨離 魔女の戸棚

2025-02-20 11:22:44 | くらし
  断捨離という言葉はあまり好きではありませんが、これはいたしかたありますまい。
 
 魔女の戸棚というのは娘たちが名付けた、保存食品用の戸棚のこと。得体のしれないものばかりで私以外決して開けようとはしないとびらです。(リフォーム前の古い台所のころから)7年前のリフォームの際相当捨てたつもりですが、いつの間にか戸棚いっぱいになってしまいまして、奥の白い籠には空き瓶が2段に積み重なっています。もう入れるところがありません。仕方なくこの戸棚の整理に手を付けたわけです。
 
 これは整理後の棚シートも取り換えた状態。手前のは去年作った金柑の甘煮。アカシア蜂蜜と、近くの山で採れた頂き物の蜂蜜。白いのはココナッツミルク。
 奥のはなんだったかな?
 
 
 
 わかりませんねえ。

 中の段
 お酒類。 たま~にしか作らないお菓子のために・・・・




 下の段の一番大きい棚には梅干し2種
 一昨年付けたのとそれ以前のと。
 去年つけたのは塩分を控えすぎてかびてしまいました。おととしのはまだ食べられますが、これも普段食べるわけではなく梅ドレッシングとかイワシの梅煮とか料理に使うだけなので減りません。トラオパパがたまにもらってくれるんだけど。

 
 色の抜けた古い梅干しはどうしたらいいのかしら。 梅干し専門のお店では、もっと古いものも売っているそうです。多分おなかを壊したりはしないでしょうけど、量が・・・多すぎます。 捨てるにしても、塩分が多いので畑には捨てられません。ではごみとして出すか? 塩水は流しに捨てるとしてーこれは簡易浄化槽の微生物への影響が心配。残った実などを燃えるゴミにするには水分が多すぎるしー少し乾かしてそれからごみにするか・・・結局元の棚に収めることになります。梅干し以外にもね。
 
 中身がなんだかわからないもの多数。 中にビワの種のアルコール漬けがあったはず。それらしきものをなめてみたらめちゃくちゃ苦くて、速攻捨てました。

 
 中身がきれいなのもあって
 これは花梨か? 一昨年付けたような記憶があります。 多分ホワイトリカーでつけているので子供には飲ませられません。私専用。にしても量が多い。

 昨年初めて漬けてみたわらびの塩漬け。 塩が溜まっているということは、多すぎたんですね。塩抜きに2,3日かかりました。味も? わらびは生に限ります。これも食べきれないほどありますが、捨てるとなったら梅干し同様配慮がいります。困った・・・

 
 そして、アザラシみたいなこれは?



 朝鮮ニンジンのアルコール漬け。
 


 これを漬けたのはもう20年くらい前ではないでしょうか。なのにこの状態! とろけもせず、液が濁りもせず、ほかの果物とは別格の状態の良さです。味は?
 苦くてちょっと甘い、辛味大根というか、ナズナの根っこというか、青臭くて薬臭いにおいがしました。私砂糖も入れたっけ? 記憶にないほど古いものです。自分の行動を振り返って考えるに、こういう薬草系のものには砂糖を入れたことがないので、もしかしたらニンジンの甘みかもしれません。これ、飲めるかなあ?
 以前ツアーで大根島に行ったとき、高麗人参を使った商品がたくさん売られていて売り場の人に聞いてみたんです。ふるいものでも飲めますかって。そうしたら保湿ができるのでお風呂に入れたらいいですよ、というお返事でした。その時はそれっきりだったのですが今度こそ。
 
 たしか少しでいいと言ってたよね? ためしに軽量スプーン大匙いっぱい(15CC)入れてみました。
 あまり変わりはないような、少しつるっとしてるかなあ? 効果のほどはよくわかりませんでした。量が少なすぎたのかもわかりません。しかしお風呂から上がってクリームをつけようとしてふっと気が付いたのです。手のひらがさらさらすべすべ。かかともすべすべ。これはいいかもしれません。けど、全部お風呂に入れてしまうのはもったいないなあ、ということでこの瓶はまた戸棚にしまい込みました。
 
 要するにわたしは何かを加工するのが楽しいので、出来上がったらそれで完結、後の消費は考えないところがあるのだとこの歳になってわかりました。これからは消費を見据えたものを作らなきゃ。
 最近作ったマーマレードやジャムはほぼ使い切っています。この類のものは孫たちも食べるし、弟の家族も食べてくれますので、冷蔵庫の中はかろうじて魔女の戸棚を免れております。
 
 味噌3種を使った風呂吹き大根。
 
出汁の色までしみこんだ大根に、上から左回りに
柚子味噌 梅味噌 ピーナッツ味噌をかけています。
 
蛇足ですが、わたし風呂吹き大根の面取りも皮むきもしていません。そういう丁寧な仕事はプロにお任せして、家庭料理はできるだけ時間をかけず、栄養価を損なわず、というのが私のモットーです。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする