あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

孤独なかえる その1

2007-07-09 22:36:21 | 生き物
 私の家の周辺は柿畑なのですが、柿畑には、水不足に備えてか、そこかしこに水を溜めるタンクが置いてあります。家の近くにあるタンクは、直系1メートルほどの円筒形のコンクリート製で、地上部を7,80cmほど残して土に埋めてあります。そのタンクから、いつのころからか、ウシガエルの声が聞こえるようになりました。
 「ウォー ウォー」という低い声を聞くたびに思うことは、彼(勝手にオスと決めています)はいつ、どこからやってきたのだろう、ということです。声から推測するに、たった1匹に違いありません。以前、知人からもらったメダカを水槽に入れたところたった一晩でいなくなった時があって、そのときタンクのウシガエルを犯人だと思い込んだ記憶があります。それが4年前なので、少なくとも4年以上は生きていると思われます。かえるの寿命ってそんなに長いんだっけ? あの狭いタンクで何を食べて生きてるんだろう。たった一人でさびしくないのかしら。それより何より、生まれはどこなのか。500メートルほど離れた所にある川から、乾いた畑をつっきてやってきたのか? あのタンクにどうやって飛び込んだのか、などなど、疑問はつきません。
 完全に「井の中のかわず」状態の彼は、夏の間中鳴き続けます。
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