テンナンショウの仲間を食い尽くしたビロードスズメガの幼虫、その後です。今回は写真と文章を分けることはしていません。バラバラにしたら訳がわからなくなってしまいますもの。それに・・・・わたしの友人達に写真を見せたら、まず、上手に蛇に似せていることに関心してじっくりと眺め、つぎに
「目が丸くてかわいいねえ。」「ほんと、別に気持ち悪くないよ。」
まあ、似たもの同士のわたしたちだから40年もつきあいが続くのですけど。 ビロードスズメのかわいいところ見つけてやってください。ただ、目に見えるのは本物の目じゃないそうです。だけどいかにも立体的で輝いてみえますよね。
葉っぱが食い尽くされたので、茎をかじられていた葉も全部きりとって幼虫にあげることにしました。どうせこんな状態では葉は多分枯れてしまうでしょう。地下の球根が残るかだめになるか、植物の生命力に期待しましょう。
こうして茎の損傷が少なかった1枚を残してすべて幼虫にあげたのですが、そのとき!
もう1匹いた!
結局五本のテンナンショウ類に4匹の幼虫がいたのです。かないませんねえ。
くっついていた茎ごと瓶に挿しました。(7月1日)
枯れ葉の上に大きなうんち
1匹地面の上に下りていました。潜るかな?
しかし葉っぱの下に隠れるだけでした。
7月2日 瓶のそばにいた幼虫の様子が変でした。黒いねばねばしたフンを出して体半分が黒く縮んでいたのです。あらあ、死にそうだ。落ち葉を動かしたらひっくり返って動きませんでした。さすがに死にかけの姿を撮るのは忍びなかったので、全身写真はありません。
お腹を見せています。
ところが7月4日、瓶のそばでこんなのを発見
これって、さなぎになりかけってこと? 2日前死にかけと思ったあの幼虫かしら。
7月5日 瓶の横の幼虫は
なんと白っぽく柔らかそうなさなぎの形をしていました。
もう1匹鉢の外近くにいた幼虫も、葉っぱの下で柔らかそうなさなぎになっていました。
7月6日には
色も黒っぽく、小さくなって固そうにみえました。
で、この2匹は、枯れ葉をかぶせて姿を隠してやったのですが、あとの2匹は?
大雨の日うっかり鉢を横倒しにして、土が半分でてしまったのですがさなぎは2匹しか見つかりませんでした。おまけにひっくり返った拍子に水たまりに投げ出されるし・・・・無事に羽化できるのかしら。
もうたびたび葉っぱをめくるのはやめてそっとしておこうと思います。大雨の日だけは心配だけど、木の下のあまり雨の当たらないところに鉢を置くことにしました。
わたし、ビロードスズメの生態がよく分からなくていくつか検索して見たのですが、どうもよく分かりません。一体土に潜るのか地表近くで葉っぱに潜るのか、いつになったら成虫になるのか。まして幼虫がどのようにしてさなぎになるのか。まゆを作るのではないことだけははっきりしました。そして、思い返せば、死にそうとおもったあの姿は、実はさなぎになる途中だったのではないか。というのも鉢の外側近くでさなぎになった幼虫のそばにも黒いねばねばしたフンがあったのです。だとしたら・・・・貴重な証拠写真を撮り損ねました。検索しても滅多に出てこない姿だったのに。
処置に困ってと言うか、あきらめてというか、好奇心に負けてと言うか・・・・
だって、中指ほどもある大きなイモムシを捕殺なんて、かわいそうと言うよりは気持ち悪くてとてもできません。葉っぱは1本の茎を残して全滅ですからもうあきらめるしかないし、ビロードスズメガはきれいな蛾だと言うから成虫を見てみたいし・・・あれやこれやで結局飼っています。ビロードのように光沢のあるガを期待してるんですけど(笑)
凄い貴重な記録見せて頂きました
あた子さんの探求心のおかげです
その後も興味ありです
と言っても
自分では決してやりません
実物は見たくないんです