あた子の柿畑日記

田舎での日々の生活と趣味のレザークラフトについて

お盆の頃 あれこれ

2024-08-20 20:53:00 | いろいろ
 酷暑の今年のお盆。どんな年だったか書き残しておくことにしました。

 もう、3週間以上雨が降っていません。空き地のアレチノギクがもうすぐ枯れてしまいそうです。


 早くも熟れている柿? いいえ、日の当たる部分だけ火傷しているのです。


 お盆の前に墓掃除に行きました。いつものように、電動草刈機、強力枝切りバサミ、刈り込みバサミ、鎌、手ぐわ、5つ道具を持って。
 というのもうちの墓地は綺麗に整地された都会の墓地ではなくて、エノキの大木がそびえ、低木やつる植物が生い茂る空き地と、放棄された梅畑に三方を囲まれています。
 うちのお墓に行くまでの通路を、人が通れるようにするのが1日目の仕事。運が良ければ母屋のご主人が草を刈ってくれているのですがあいにくわたしが行く方が早かったみたい。
 墓周りの雑草は枯れかけていて、簡単に抜けました。手ぐわは不要でした。
 お墓の掃除は別の日に
掃除しても次々と落ち葉が降ってくるので、ギリギリまでやりません。
 花を立てるのは14日に。花と言っても、シキビ(シキミ)だけ。色のついた花は飾りません。
 うちは畑の隅にシキビの木を植えてあります。その木が




 イシミカワに覆われていました。ここは、時々、隣の柿ばたけに灌水するスプリンクラーの水がかかる位置にあるので、何もかも元気、元気。

 14日の空。




母は、よく、
夏の夕焼け川向越すな、秋の夕焼け鎌を砥げ
と言っていました。立秋から一週間、これは秋の空?気温的は夏なんだけど。
 夏とすれば翌日は大雨、ということになるのですが、15日は降りませんでした。秋の夕焼けだったか…



 お盆に野良仕事なんかしたら笑われるかしら?
 ちょっぴり後ろめたい気持ちでポポー畑に行きました。この間草刈りをしたのですが、バッテリーの充電切れで刈り残したままになっていました。心なしか朝の気温が下がって来たようなので、あれくらい始末できるかなと思ったのです。
 そうしたら、他の田んぼの方から機械音がしました。よかった、最近は、盆暮がどうのこうのなんて言わないよね。兼業農家なんてそんなこと言っておれないもの。
 見ると、コンバインを操作しているようでした。あれ!稲刈り?

 後でこっそり見に行きました。
 本当に稲を刈っていたのです。




 稲穂が垂れている。


 産直市に行ったら、令和5年産の米は終了、8月末から6年度産を販売するとの張り紙がありました。
 もう新米の季節なんだー

 さて、ポポー畑ですが、草刈りは短い時間で終わりました。しかしー



 実が随分大きくなってる!ネットかけを急がないと。
 それどころではありません。もう熟して落ちているではありませんか。


 これなんか
いつ落ちたんだろう?


 車に積んであったネットをあるだけ被せました。なので昼まで作業をしてしまいました。ここは葉が茂っていてわりと涼しかったのでできたのです。
 食べられそうなのを拾って帰りました。


 充分美味しい。

  15日夜には、毎年山沿いの集落でお簾(おれん)踊りが舞われます。県の無形文化財に指定されている伝統の踊りです。
 この踊りの名は、昔、雨乞いのために神社で踊っていたところにわかに御簾が揺れ雨がふりだしたという言い伝えによるものです。
今年は本当に雨乞いの踊りだわ〜と、思いを馳せていましたら、なんと、夜中に雷がなりした。
 今までも時折雷のなる日はあったのですが、かなり遠くて、雨雲を連れてくることはありませんでした。今回はかなり近い。雨が降るかな?と期待しましたが、降りませんでした。

 16日
 実家のお墓参りに行きました。子どもたちはそれぞれ予定があってみんな別行動でした。

 その後久しぶりに、弟夫婦と3人でおしゃべり。まったりと過ごしていたら、その後一仕事するつもりだったのが、すっかりその気が失せてしまいました。弟も同じだったみたいです。

 まあ、今日は(仕事はしないでも)ええか。ノラの盆ばたらき言うけん。と昔のことわざを持ち出してきました。意味は、多分、
普段なまけている人間が、人が休んでいる盆に働いている。という意味だと思うのですが、

 あはっ、初めて聞いた。昨日のわたしの後ろめたさはこういうことだったのかも。昔の人は、働く時に働き、休む時に休めと言いたかったのでしょうね。

 おことわりしておきますが、現代の、盆正月関係なく働いてくれているみなさんを揶揄する言葉ではありませんのでお間違えないように。

 最後に、いつも終わりかけの花しか見てなかったのですが、色鮮やかなキツネノカミソリを見ることができました。





 





 


 












コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 北海道ガーデン巡りの旅 7 ... | トップ | 北海道ガーデン巡りの旅 8 ... »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぴあ野)
2024-08-21 09:23:00
あた子さ~ん、御記事、おもしろく拝読しました。

夕焼けのお母様の言葉。
少女の頃から繰り返し読んだ壺井栄の『母のない子と子のない母と』の結びは「春の夕焼け簔笠構え 秋の夕焼け鎌を研げ」、
「小豆島の人々の明日への心構えです」と終わります。
あた子さんのご実家では「春」ではなく「夏」なんですね、
でも秋は、やはり鎌を研げ・・・と。
土地の実感なのでしょうね・・・
「ノラの盆ばたらき」おもしろいです。
こちらは全国同じような言葉があるかもしれませんね・・・♫

柿の日焼けやけやポポーが早くも熟して落ちてしまう・・・
本当に異常気象のとんでもない事態ですね。
わたしなんぞは野菜が高いだのコメが売っていないだの文句を垂れるだけですが・・・
あらためて今年の気象の異常さ・深刻さを感じます。

お忙しい中、ご投稿、ありがとうございました♫
返信する
Unknown (あたこ)
2024-08-22 09:30:07
ぴあ野さん
こちらこそ、取りとめもない話にお付き合いいただき、ありがとうございます。
香川と愛媛は同じ瀬戸内海気候、位置的には東西に離れていることが春夏の違いになったのでしょうか。コメントをいただいてわたしも興味深かつたです。
こちらでは怠け者のことをノラと言うのですが、〇〇の何とか働きって全国にありそうですね。
今年の天候は、江戸時代なら飢饉をもたらしたであろうほどの暑さと日照りでした。石鎚の伏流水とダムのお陰で米は青々としていますが、豪雨に見舞われた東北の出来が気になります。日本の米蔵ですから。
まだまだ暑い夏、ぴあ野さんも体調にはくれぐれもお気をつけくださいね。
返信する
こんにちは (みーばあ)
2024-08-24 11:32:40
○○の盆働きはこちらでも使います
今はもう、盆も正月もあまり意識しなくなりましたね
今年の気候は異常ですね
柿が日焼けですか
雨も降らないんですね
こちらは、この処毎日雨が降っています
長雨では有りません
夜降ったり、サーと降ったり邪魔な雨では無いですが、少し土が乾かないと秋の種まきが出来ないんだけど~
と思っています
今年のこの暑さが毎年日本の夏の気候になるんでしょうか
心配です
返信する
Unknown (あたこ)
2024-08-25 11:47:03
みーばあさんへ
うっかりしていて返事が遅くなりました。すみません。
何とかの盆働き。勤勉な(昔の)日本人が言いそうなことですね。
こちらは、東南アジアの乾季と雨季とに分かれているような気候です。これが毎年続くとしたら、植物も枯れて、雨季にはカビが生えて人は毎年ヤキモキして暮らさなければなりません。恐ろしいことです。
種まきも遅くなってはいけないし、適度な雨というのはないものかしらと思ってしまいます。
返信する

コメントを投稿