まるで眠り姫のような花を訪ねて、黒瀬ダムに行ってきました。
う〜ん、こことは違うなあ。岸辺がないもの。
… 湖畔で待つのかー
さて、車に乗り込んで、第一公園へ
そこで公園の整備作業をしていたおじさんに声をかけました。
黄色い花が!
いきなりテンション上がります。
かつて棚田だった名残が見て取れました。
そこで、茎の広がりの写真とともにわたしの植物の師匠Kちゃん先生に送りました。
ダム湖に、十数年ぶりにレンゲ畑が現れたんだそうです。ダム湖に沈んだ集落で田んぼにれんげを植えていたらしく、貯水量の減少で光が当たった結果、再びレンゲが生えてきたというもの。
前回現れたのは10年以上前だそうです。この冬は、長雨もあったけど総合すれば小雨だったのでしょうね。
新聞記事を読んでから4.5日経って娘と出かけました。ダム好きのウマオは今回は付き合ってくれず…
まず、事務所に近い道を行って、第二ダム公園に着きました。
う〜ん、こことは違うなあ。岸辺がないもの。
あの辺じゃない?
対岸に地面のようなものが見えました。
山笑うってこんな感じ?と、娘。
山笑うってこんな感じ?と、娘。
う〜ん、もうちょっと早い季節。新芽が微妙なグラデーションで見られる頃ですよね。今は早、新緑と、シイの花が目立つ季節です。
小さなダム公園に彫像が立っていて、
なんだか河童の背中みたい。
いやいや、
いやいや、
ただ誰の作か知りたかったので裏を見ただけ。
西条市出身の伊藤五百木の作品でした。
そこからなぜ河童なんぞを思い浮かべたかというと、実は、先日の参観日で、ウマオが初めて俳句を作ったんだそう。先生の巧みなリードで深縹(こきはなだ)色の水、山笑うの季語、そして河童を組み合わせた素敵な俳句ができたそうで、きっとこういう風景なんだろうなと親バカ孫バカ二人が思いを馳せたというわけです。
… 湖畔で待つのかー
さて、車に乗り込んで、第一公園へ
対岸で見たのはあの辺りかな?でも、ピンクが見えないねえ。
そこで公園の整備作業をしていたおじさんに声をかけました。
なんと!
もう遅いわい。
ええ〜!
記者さんが来たのも遅かったけんなあ。その前はあの辺、全部ピンクじゃったんよ。
しょうがない、残骸だけでも見てこよう。
あの辺、人がおるとこらへんじゃけん。と、場所やら行き方やらを教えてくれました。
私たちと同じように興味を持って来た人が他にもいたのです。
近道をして、ここの薮をかき分けて降りました。
誰かが滑り降りたあとを尻もち覚悟で降りるとそこには可愛いスミレが!
黄色い花が!
いきなりテンション上がります。
かつて棚田だった名残が見て取れました。
一面の黄色い花。これも、休眠してたのよね。
なんの花だろう?
ヘビイチゴ キジムシロ ミツバツチグリ
どれも葉っぱが違う。この葉は5枚です。
そこで、茎の広がりの写真とともにわたしの植物の師匠Kちゃん先生に送りました。
5枚の葉はオヘビイチゴだそうです。
それから、初めて見たかもしれない穂
葉っぱは多分イネ科と思うので、穂の写真だけ送りました。
それから、初めて見たかもしれない穂
葉っぱは多分イネ科と思うので、穂の写真だけ送りました。
すると、
スゲではないかとの返事。スゲは細かいところを見ないと同定は難しいとのこと。とりあえず、茎が三角形のがカヤツリグサ科スゲ属だと教えてもらいました。
スゲではないかとの返事。スゲは細かいところを見ないと同定は難しいとのこと。とりあえず、茎が三角形のがカヤツリグサ科スゲ属だと教えてもらいました。
あら〜、葉っぱだけでなく茎も見ないといけないのか。
「そうなんです。見逃しがちだけど、茎も大切なのです。」
ということでした。
勉強になりました。
そうそう、肝心のレンゲ。ほとんどがタネになりかけていました。わずかにまだ残っていた花です。
ここでできた種はまた長い眠りにつくのでしようね。
植物の種
10数年もダム湖の底で眠っていて
太陽の光と共に目覚めたなんて
一面蓮華の花が咲いていた風景
見たかったですね
でもその代わり選手交代してオヘビイチゴの黄色い花が出迎えてくれたんですね
こちらも10数年の眠りから覚めて
植物のこのたくましさ感動ですね
大賀ハスみたいですね~
植物の力に感動します。
あたこさんが、さっそく出かけられたのもわかります。
ドキドキするお話でした💓
すごいですよね。地上で長く休眠する種は聞いたことがありますが、水中でも生きられるんですね。
残念ながらレンゲは見損ないましたが、一面のオヘビイチゴも綺麗だったです。
条件に合う植物は限られているので、同じ植物の群生になるんでしょうね。
これはもう、絶対見たくなるでしょう?
大賀ハスは1000年以上でしたっけ?
元々が水中に生える植物なので納得ですが、レンゲが水底の泥の中で生きていたとなると、すごいですよね。わたしは素直に感動しましたが、捻くれ者の弟は信じがたかったようでーつまらない。
記事を写真で撮って送っておきました。
弟は種が水中にあったということに納得しませんで、
ところが、たくましいのはレンゲだけではなかったということです。
古い種は生えないという先入観がありますが、本当は古くても眠っているだけなのもあるんですね。
そういえば雑草の中には土の中で何年も生きているのがあると聞いたことがあります。
雑草だとしぶといといわれるんでしようけど、子孫を残すための逞しさには感動します。