こころ許した旧友・級友(言い方はなんでもいいが)たちと、ささやかな美酒を含みながら晩夏の趣を味わうのは乙なものである。もう利害関係だけで酒を呑むという機会はまったく無くなったから、実に爽やかである。こういう呑み方ならば、薬酒にもなろうかと思うくらいである。条件は、こころ許した相手である。しかも、仕事のからみが無い方がよろしい。
昨夜は銚子で鯖づくしであった。美味なり。実に美味なり。こういふ美味なるモノをぜひとも味わいに来てくだされませ。(^0^)
もっとも、愚生は銚子に住んでいるわけではないのだが。大学に夕方までいて、定期券で銚子まで行ったのだ。あ、乗り越しだから、ちゃんと料金はSuicaで払いましたですよ。(ご心配なく・・)
昨日は大学に行く前に、駅前の書店に寄った。佐藤優先生の読書法の本で知ったのだが、大学受験用の政治経済の高校参考書「理解しすい政治経済」(シグマベスト社)の帯に、佐藤優先生の同書に出ていると目立つように書かれていた。笑った。商魂たくましい。ま、そんなことはどうでもいい。実は愚生はすでにこの参考書をAmazonから古書で安く買ってしまったからである。眺めていたら、実にいい参考書だ。編集方針が独特である。こりゃいいというわけで、「日本史B」「古典文法」「英文法」も買ったのである。で、古典文法の方を電車の行き帰りでほぼ読了した。細かいところは、これから再読・再読であるが。
古典文法ではさらに感心した。なるほど、こういうように教えれば良かったのかと理解できたのである。著者によってこうも違うのかということである。助動詞と、助詞の考え方が違っている。大学受験にもいいんだろうが、実は社会人にもいいのだろうと感じた。そもそも、高校の教科書レベルの知識というのは大人になっても実に役立つものである。そういうことを佐藤優先生は言われているのである。だから、購入して勉強しているのである。
大学受験というと、一昨日・昨日と本学はオープンキャンパスをやっていた。実は気にしていた。高校生の動向がである。かなりの訪問をいただたらしい。大学の事務関係の方方にお聞きした。良かった、良かった。昨年までは、前の職場である県立銚子高校の生徒募集にあの手この手と、インターネットの動画まで駆使して、さらに銚子の日刊紙までご協力いただいてやっていた。このBLOGもその延長上にある。せっかくやっていたのだから、止めるなと言っていただいたこともある。ありがたいことである。
本学のことを随分聞かれる。高校の方々にである。当然であろう。本学に在学しているのだから、愚生に聞けば様子がわかるわけである。できるだけの対応をさせていただいている。ただし、退職人、社会人からは問い合わせは全くないが。当たり前か。
昨夜も老年をいかに過ごすかという話題が出た。
老いは確実にくる。そしていつまでも若いまま過ごすことは不可能なのである。それを嫌っても、無駄である。オレだけは若いんだと言ってもダメである。老いたら老いたなりに生きればいいのである。年齢相応。だからチャレンジするのである。老いても逃げないのだ。前を向いていくのである。単純に遁世してはならんのである。
老いたから完成したと言ってもならんのである。完成は年齢とは関連しない。だから、上から目線で他者に「まだまだ若い」とか「おめぇなんか未熟だよ」とか言っちゃならんのである。言っているご本尊のあふぉさが、出るだけだからである。未熟なのは自分の方だと思っている方が安全である。
それと人間というのは誰でも自分のことを自慢したがる?そんなふうに思ってはならない。いろいろ他者が持っている価値基準を引き下げるようなことを言う輩がいるが、あれはむしろご自分の価値を低下させていることに気がつかれた方がよろしい。例えば、他人の所属組織をけなす方方がいる。会社ならば経営が危ないんだろうとか、である。そういうことを言うなら貸借対照表を根拠に理論的に言ってほしいものである。感覚でものを言ってはならんのである。でないと、馬鹿にされますぜ。そういう方を相手にしているほどヒマではないんである。
Twitterでは書いたが、教職大学院のことが読売新聞のトップ記事になっていた。さもありなん。経済用語でその記事も書かれていたが、教育を経済の視点から考えていいんだろうか。大学とか大学院とかって、儲かるからやるんかね?
もっとも、教員になるくらいのヒトは、儲かるから教員になったわけではあるまいと思うのだ。そこには信念が無くてはならない。
あるいは教育が手段ならば、高校の教員になるために大学に行ったのだろうかと思うことがあるのだ。もったいないほどの実力を持っておられる方が、高校の教員になられている。しかもたくさんおられる。
教えること、教育の喜びというものがあるからであろうと思う。子育てに共通するものがあるからである。
ま、これくらいにしよう。
今日も暑いが、お体お大事に。
夜には、またここに登場しますので。