巨大病院には、多くの方々がつめかけている。いろんな死の実相があったのだが、考えさせられますなぁ~~~
昨日は東洋一の巨大病院に行った。居住地にある。ボキの身体的な不健康のデータを全部知っている巨大病院である。
なにしに行ったのかというと、睡眠時無呼吸に陥っているからだ。いびきが凄いのだ。古女房ドノに指摘された。(*_*) マイッタねぇ。隣の部屋に寝ているのだが、それでもうるさいと言われた。旅行に行っても、さんざん古女房ドノには迷惑をおかけしている。だから、行ってきなさいよ!というわけで病院行きを宣告された。
痩せたから、いびきはかかなくなったと思っていたらそうでもなかった。
昨日診察していただいたドクターも、ボキが太っていないので、「いびきをかきそうでもないけど、かきますか?」と質問してきた。かきますと答えた。どーもアレルギー性鼻炎になってから、かくようである。春先は鼻がつまっているからだ。そういう意味では自覚がある。
アルコールも一因であったと思う。しかし、飲まなくなってもかいている。こりゃぁアカン。
そういうわけで病院に行ったのである。
病院に行くと、いろんな患者がいる。巨大病院だから、たくさんいる。待合室はあるが、すべてコンピュータ処理であるから早い。初診も予約再診も、銀行のATMみたいな機械でカード処理である。空港みたいなものである。
どこの診療科に行ったら良いかわからない時は、総合受付で看護師に聞く。それから各科の受付に行く。各科の受付もデカイ。ボキは耳鼻咽喉科だと思い込んでいたら、内科に行かされた。そして、受付をここでも数台並んでいるATMのお化けみたいな機械でやった。それからやっとニンゲン様に呼ばれて、聞かれる。昨日もそうだっった。
で、話をしていたら、エコノミークラス症候群になってからお世話になっている主治医のS先生が、いびきの専門家だったということを知った。初めて知った。そんな話だったら、3ヶ月に一回の予約再診の時に申し上げていればよかった。
しかし考えてしまったなぁ。ミンナ、病気になりたくて行っているのではない。仕方なしに来ているのである。なかには、死にかかった人もいる。あきらかに重症な方が。
病院に行くと、そういうモロモロのニンゲンの生き方というものを見せつけられる。
だから、医師の鎌田實先生のエッセーに惚れ込んでいるのだ。ずいぶんと読ませていただいている。先生は、ボキとそんなに年齢は変わらない。長野県の茅野市で公立病院を経営されて、再建をなされた。そういう経営手腕もさることながら、チェルノブイリ原発事故で被爆した子供たちを治療するというボランティアもされている。
生き方が素敵である。
惚れ込んでしまった。生き方にである。茅野市に岩次郎小屋というログハウス(ご自宅)を建てて、岩次郎という育ての父を偲びながら今もかなりのご活躍である。
鎌田實先生のエッセーには、いろんな死の実相が登場してくる。病気になって、死にかけて、そして冥途に行ってしまう方々のことがである。他人事ではないから読んでいるのである。ボキも死んでしまうからである。100%。それがいつになるか知らないだけである。無関係ではないのである。
そういう意味でも鎌田實先生は、人生の師である。ありがたいものである。
合掌!