【速報】インド料理ムット本店にナシーム氏が就任!!

※2013年5月1日追記:大変に残念ですが、ナシームさんは4月30日をもちまして、一身上の都合により退職いたしました。

こんばんは。

本日は大変に嬉しいお知らせです。
昨日の記事でインド料理ムットのシェフが新しく決まったと書きましたが、先日本店に訪問した時に、ちょうどムットさんが面接していました。
そこに日本人女性も同席しています…え!?

香取薫さんじゃないですか!(´゜ω゜):;*.':;ブッ
インド・スパイス料理研究家でキッチンスタジオ ペイズリーを持ち、著書も多数ある香取さんを知らないはずがありません。
ご活躍は常々拝見しておりましたし、震災時のカレーな後方支援には深い感銘を受けました。

そして面接していたシェフはナシームさんという方です。



香取さんにナシームさんのプロフィールを教えていただきましたので、以下に引用します。

アンサリ・モハメド・ナシーム・アクタル(1970年生)
来日15年、インドではタージマハルホテルで勤務。
古い厳しいスタイルによる、マサラ挽きだけでも3年という正式な修業を積んだ北インド料理のシェフ。
敬虔なイスラム教徒で家族はコルカタに住む。
かつて都内で3店舗の総料理長として働き、多くのファンを持つ。
特に得意とするのは宮廷料理とベンガル料理。
店主のムット氏とは来日直後からの良き友人であり後輩でもある。


ちょうど前のお店を退職したナシームさんと、シェフを探していたムットさんの間を香取さんが取り持ってくださったそうです。
かつてナシームさんが来日した当時に、ムットさんと同じお店で働いていたことがあったそうで、2人は旧知の仲だとか。
『なにしろムットさんの顔を見たとたんにナシームが「バイヤー!(お兄ちゃん)」と声をあげてとんでゆき、抱きあっていましたから』(香取さんより)とのことです。

以前からこのブログでも書いていますが、人と人のご縁ってのは本当に不思議で、嬉しいものですね。
ムットさんとナシームさんのご縁を香取さんが繋いでくださって、私も偶然にもお会いすることができました。
私が言うとまたカドが立ちそうですが、言わせてもらいます。
香取さんには、本当に感謝の気持ちで一杯です。

そして2013年3月20日より、本店でナシームさんが勤務しているとのことなので、早速ディナータイムに訪問してきました。
とても実力のある有名なシェフのナシームさんですが、私は以前のお店に訪問したことがなかったので、ナシームさんの得意料理を聞いて、まずはそれを作ってもらうことにしました。
しばらくして、料理が運ばれてきました。



チキンティッカマサラ(メニューにはありませんでした)と、チーズナンです。
ナンを注文するのは久しぶりです。
楽しみにいただきました。



こりゃうめー!ヽ(・∀・)ノ
おせじ抜きに美味しいですよ!

焼きたてで柔らかいチキンティッカを、シャキシャキのタマネギとカレーベースで合わせてあります。
糸を引く濃厚なチーズ入りのナンとの相性は抜群ですね!
ペロッと平らげてしまいました。

ナシームさん曰く、まだ仕込みなどが大変で自分の納得できる味を提供できていないとのことです。
これでも十分美味しかったですが、今後がとても楽しみになりました。
他にはマトンビリヤニなども得意とのことです。
次回はマトン・ド・ピアザとかもいただいてみたいですね。

ただ少々気になるのは、ナシームさん本人も仰ってましたが北インドの宮廷料理を得意とする彼と、南インドの家庭料理が中心のムットの味の違いを今後どうしていくかと、彼が南インド料理を習得していく必要があることです。
でもムットさんとの絆が、良い方向に導いてくれることでしょう。

今後のムット本店には大いに注目していきたいと思います。
何よりストイックで真面目な、ナシームさんの味がムットでいただけるのは嬉しいです!
ぜひとも長くお店で続けていただきたく思います。

それでは、失礼します。



【過去記事】

店舗情報や今までの訪問した過去記事リンク集はコチラ(~2009.11まで)とコチラ(2009.12~)です。
※30min.のお店ページはコチラ(ムット本店)コチラ(2号店)です。
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