香川紀行の続きです。
デュエットで古代米ランチを頂いた後、向かったのは、
香川県三木町にある、安心・安全でおいしいアスパラガスを栽培されている、
植村農園さん。
園主である植村隆昭さんと対面。
早速名刺交換。
ところで、ボクの名刺。
裏には野菜の絵も印刷しています。
自慢ではありませんが、絵も10種類あります。
偶然お渡しした名刺の絵が、実はアスパラガスの絵でした。
!!!
早速、植村さんと色々お話をお伺いすることにしました。
植村さんから、早速、トマトをくださいました。
これがまたズッシリしていて、甘くておいしかったのです。
お話した内容を少しご紹介。
まず、
生産者と販売者の間にある「溝」。
アスパラガスは永年性作物。
つまり1度植えると何年も収穫できるのです。
ところが、1度調子が悪くなると、その後もずっと調子が悪くなる作物でもあります。
また、まだ収穫の時期が来ていないときにアスパラガスを収穫すると、
それで株が調子が悪くなることもあり、致命傷となることも…。
販売者を否定するわけではありませんが、
例えば、販売者が、収穫の時期でないのに生産者さんに収穫を無理にお願いすると、
生産者さんはやがて野菜を作れなくなり、
販売者は野菜を売れなくなり、
結局は両方とも自滅してしまうのです。
つまり、農業の衰退&野菜&果物の摂取量の低下につながると思います。
次に、生活者の「舌」の話。
生活者の「舌」も十人十色。
10人いれば10通りの味覚があると考えても過言ではありません。
同じアスパラガスでも、
Aさんが「おいしい」と感じても、Bさんは「おいしくない」と感じるかもしれない。
逆に言えば、全員「おいしい」と感じるものは、まずないわけで、
その人の好みに合うかどうかが大事だということです。
舌は十人十色であることは、
関西を中心にお好み焼きチェーンを展開している「千房」の
中井政嗣社長もおっしゃっていました。
また、シェフ、料理人はまず、素材をその場で味見することがほとんど。
こうすることで、その本来の味や、もし本来の味でなくても、
舌で「あと●●日育てるとおいしくなるだろうな」と、
おいしい時期が分かると思います。
つまり、農業の理解につながり、農業を守ることにもなり、
野菜&果物の摂取量の増加にもつながると思います。
野菜ソムリエの存在価値を改めて認識させて頂きました。
その後、畑を見学。
見た瞬間、「ふつうよりもすごいゆったり栽培していますね」と
お尋ねしてしまいました。
やはり、疎植(粗植)しておられました。
理由は、光が当たりやすくなり、風通しが良くなることで、
病気のリスクが減らせるからです。
詰め詰めに栽培していたら、日光が当たらないところが出来ますし、
風通しが悪くなり、そこから病気が発生します。
あいにくアスパラガスの収穫の最盛期ではありませんでしたが、
素直に伸びたアスパラガスが育っていました。
そのまま、収穫して3秒で頂きました。
普通なら、筋っぽくて、ややえぐ味がありますが、
こちらのアスパラガス、そういったことはほとんどなく、
さわやかな甘みがありました。
植村さんのアスパラガスの新葉。
すごい若々しい葉っぱですね。
写真では黄色っぽく見えますが、実際は黄緑色で勢いがあります。
植村さん、いろいろお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
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デュエットで古代米ランチを頂いた後、向かったのは、
香川県三木町にある、安心・安全でおいしいアスパラガスを栽培されている、
植村農園さん。
園主である植村隆昭さんと対面。
早速名刺交換。
ところで、ボクの名刺。
裏には野菜の絵も印刷しています。
自慢ではありませんが、絵も10種類あります。
偶然お渡しした名刺の絵が、実はアスパラガスの絵でした。
!!!
早速、植村さんと色々お話をお伺いすることにしました。
植村さんから、早速、トマトをくださいました。
これがまたズッシリしていて、甘くておいしかったのです。
お話した内容を少しご紹介。
まず、
生産者と販売者の間にある「溝」。
アスパラガスは永年性作物。
つまり1度植えると何年も収穫できるのです。
ところが、1度調子が悪くなると、その後もずっと調子が悪くなる作物でもあります。
また、まだ収穫の時期が来ていないときにアスパラガスを収穫すると、
それで株が調子が悪くなることもあり、致命傷となることも…。
販売者を否定するわけではありませんが、
例えば、販売者が、収穫の時期でないのに生産者さんに収穫を無理にお願いすると、
生産者さんはやがて野菜を作れなくなり、
販売者は野菜を売れなくなり、
結局は両方とも自滅してしまうのです。
つまり、農業の衰退&野菜&果物の摂取量の低下につながると思います。
次に、生活者の「舌」の話。
生活者の「舌」も十人十色。
10人いれば10通りの味覚があると考えても過言ではありません。
同じアスパラガスでも、
Aさんが「おいしい」と感じても、Bさんは「おいしくない」と感じるかもしれない。
逆に言えば、全員「おいしい」と感じるものは、まずないわけで、
その人の好みに合うかどうかが大事だということです。
舌は十人十色であることは、
関西を中心にお好み焼きチェーンを展開している「千房」の
中井政嗣社長もおっしゃっていました。
また、シェフ、料理人はまず、素材をその場で味見することがほとんど。
こうすることで、その本来の味や、もし本来の味でなくても、
舌で「あと●●日育てるとおいしくなるだろうな」と、
おいしい時期が分かると思います。
つまり、農業の理解につながり、農業を守ることにもなり、
野菜&果物の摂取量の増加にもつながると思います。
野菜ソムリエの存在価値を改めて認識させて頂きました。
その後、畑を見学。
見た瞬間、「ふつうよりもすごいゆったり栽培していますね」と
お尋ねしてしまいました。
やはり、疎植(粗植)しておられました。
理由は、光が当たりやすくなり、風通しが良くなることで、
病気のリスクが減らせるからです。
詰め詰めに栽培していたら、日光が当たらないところが出来ますし、
風通しが悪くなり、そこから病気が発生します。
あいにくアスパラガスの収穫の最盛期ではありませんでしたが、
素直に伸びたアスパラガスが育っていました。
そのまま、収穫して3秒で頂きました。
普通なら、筋っぽくて、ややえぐ味がありますが、
こちらのアスパラガス、そういったことはほとんどなく、
さわやかな甘みがありました。
植村さんのアスパラガスの新葉。
すごい若々しい葉っぱですね。
写真では黄色っぽく見えますが、実際は黄緑色で勢いがあります。
植村さん、いろいろお話を聞かせていただき、
ありがとうございました。
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香川紀行の続きです。
1つ話題を抜かしてました。
古代米ランチを頂いた「デュエット」に行く前に。
高松市丸亀町商店街の「シーマルシェ」に立ち寄りました。
この商店街は日本で一番長い商店街だそうです。
ボクも2年前に端から端まで歩いたことがありますが
すごい活気があったことを覚えています。
最近、商店街のシャッター街化が相次いでますが、
ここはまるで正反対。
とにかくビジュアルからして違う・・・。
こちらでは、シーマルシェを開催中でしたので、行って来ました。
商品の演出など、関西とはまた違った雰囲気がありましたね。
いろいろ写真をとろうと思っていましたが、
出展者の方々と話し込んでしまい、結局写真はこの1枚のみ…。
ところで、香川県は日本で一番野菜を食べない県。
その為、糖尿病の発症率も高いとか。
商品の演出が他府県よりも一工夫いるのかもしれませんね。
でも、商品演出の工夫は、香川県に限ったことではないでしょう。
あまりにも過剰な演出はダメですが、ただ単に置いた、並べただけでは、
今の生活者は野菜&果物を買ってくれません。
今年2月に、大阪でアグリフードEXPOに行ってきましたが、
出展者でも工夫をされているところと、
そうでない(プロダクト志向)ところの差が顕著でした。
商品演出の工夫も、長い目で見て、野菜&果物の摂取率にも関わってくると思うのです。
感性、センスも必要だと感じました。
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この商店街は日本で一番長い商店街だそうです。
ボクも2年前に端から端まで歩いたことがありますが
すごい活気があったことを覚えています。
最近、商店街のシャッター街化が相次いでますが、
ここはまるで正反対。
とにかくビジュアルからして違う・・・。
こちらでは、シーマルシェを開催中でしたので、行って来ました。
商品の演出など、関西とはまた違った雰囲気がありましたね。
いろいろ写真をとろうと思っていましたが、
出展者の方々と話し込んでしまい、結局写真はこの1枚のみ…。
ところで、香川県は日本で一番野菜を食べない県。
その為、糖尿病の発症率も高いとか。
商品の演出が他府県よりも一工夫いるのかもしれませんね。
でも、商品演出の工夫は、香川県に限ったことではないでしょう。
あまりにも過剰な演出はダメですが、ただ単に置いた、並べただけでは、
今の生活者は野菜&果物を買ってくれません。
今年2月に、大阪でアグリフードEXPOに行ってきましたが、
出展者でも工夫をされているところと、
そうでない(プロダクト志向)ところの差が顕著でした。
商品演出の工夫も、長い目で見て、野菜&果物の摂取率にも関わってくると思うのです。
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