ビバさんのさんぽ道

みやこの建物、お庭、お花、あれもこれも見てみたいと欲張りビバさんがでかけます

小笠原伯爵邸(3)

2005-11-06 07:08:28 | 建物(東京都)
伯爵邸がまだ続きます。

中庭(パティオ)。ここもオープンカフェになっているらしい。
中庭には、伯爵が趣味で作った水飲み場の彫像もあります。



パティオから屋上に続く階段があります。






トワレット(洗面室)でも、とても広くてこのゴージャスさ



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小笠原伯爵邸(2)

2005-11-06 05:05:33 | 建物(東京都)
小笠原伯爵邸の外観です。

入り口と、右の方がオープンカフェ風になっています。もう少し右側は2階建てになっています。



玄関の両側に鳥の形をしたトリアリー(植木の刈り込み)があります。建物の装飾に動植物がたくさん使われているので、庭にも鳥の置物などがあります。






この細工がたまらない!建物の外部だから、これだけなら無料で見れますよ。



玄関から左に回ってお庭に向かう方の外壁。




コメント (2)
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小笠原伯爵邸(1)

2005-11-06 04:02:02 | 建物(東京都)

2005年11月5日、「知るを楽しむ、何でも好奇心」という「あれもこれも」のビバさんにぴったりのテレビ番組に刺激を受けて、終戦後占領軍に接収されていた東京のお屋敷や名建築を訪ねる旅に出かけました。
旅のもう一つの目的は、文京ふるさと歴史館で開催されていた「近代建築の好奇心・武田五一の軌跡展」と、小道さん達が開催していた「まちかどの近代建築展」を見に行くためでもありました。

さて、小笠原伯爵邸ですが、旧小倉藩主小笠原家三十代当主小笠原長幹(ながよし)氏の邸宅として、1927(昭和2)年に建てられ、当時としては珍しいスパニッシュ様式の斬新な建物でした。昭和20年から28年まで占領軍に接収され、返還後一時東京都の児童相談所として使用されていました。その後40年近く使用されず存続が危ぶまれていましたが、2000(平成12)年、修復および歴史的建造物としてふさわしい活用をすることを条件にして、民間企業に貸し出され、スパニッシュレストレン、カフェとして営業しています。
お店の名前も「小笠原伯爵邸」
カフェでは建物の一部しか見れないので、レストランのほうに予約をしてでかけました。ランチ7,000円は、一生に一度のセレブになった気分です。お食事の後、頼むと館内の一部を案内してくれました。
建物の修復は昔の写真を参考にして、調度品にいたるまで忠実に復元したそうなので、建築当初に近い姿を満喫することができました。

先ずは、上の写真はこの邸宅の最大の見せ場と言われる喫煙室(シガールーム)を外部から見たところ。半円形の外壁に植物や鳥のタイルがちりばめられています。


レストランになっているベランダ部分から喫煙室を見たところ。






喫煙室の内部は、大理石モザイクタイルの床など、全てイスラム様式の内装になっていて、「喫煙室はイスラム様式」という慣例を踏襲しています。

シガールームと聞いて思い出すのは、映画「タイタニック」で一等船室の乗客達がお食事をした後、男性だけがシガールームに行く場面、主人公の二人はこれをお断りして、二人だけの世界に向かうんだけど、シガールームってのは上流階級の男性だけのための部屋だったんだとあたらめて認識いたしました。

建物の設計は曾根中條建築事務所。曽禰達蔵氏と中條精一郎氏(宮本百合子のお父さん)によって明治 41年(1908)に創設された建築事務所です。

所在地:新宿区河田町10-10 都営地下鉄大江戸線「若松河田」駅下車すぐ
電話:003-3359-5830 (レストランは要予約)
営業:11:30-15:00,18:00-23:00
定休日:年中無休

コメント (7)
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