米原からまた電車に乗って一駅、中山道の宿場町、醒井に行きました。

JR醒ヶ井駅に着いた頃から、あいにくの夕立が降り始め、しばらく駅で雨宿りをしたあと、少し小降りになってから地蔵川沿いに散策しました。

夏でも冷たい清流の中に、スイカも冷やされています。

流れの中、あちらこちらに小さな白い花が咲いていました。

梅花藻です。
キンポウゲ科の藻で、7月から8月頃にかけて梅の花に似た五弁の花が水の中や水の上にも顔を出して咲いています。

この辺りは「西行水」という淵で、その昔西行法師が飲み残したお茶の泡を飲んだ茶屋の娘が懐妊し、それを知った西行がもし自分の子供なら泡に戻れというと、その子はたちまち泡になったという伝説が伝わっています。
さすが、大河ドラマ「平清盛」でも浮名を流している西行さん、各地の娘心をとりこにしたのですね。
ここで、一年を通して水温の冷たい清流にしか住まない「ハリヨ」も泳いでいるのを見ることができました。

旧醒井郵便局は大正時代ヴォーリズが設計した建物。今は醒井宿資料館として、公開されています。

1階だけ見せてもらいました。
夕立が降った後もまだまだ蒸し暑い夏の一日でしたが、清流の流れを身体に感じながら歩いただけで、涼しい気分になって帰途につきました。
米原の青岸寺のすぐ隣にある旧米原尋常高等小学校。
こちらも前にも見たけれど、何度見ても懐かしいいい建物です。


この辺りの「二宮金次郎」は琵琶湖の漁に出るのか、魚籠(びく)を持っているようです。
それとも浦島太郎の像でしょうか。
前回訪ねた時の記事はこちら。
長浜から米原まで電車で移動。
米原駅から徒歩5分のところにある青岸寺に行きました。

ここは昨年11月にも行ったところですが、とてもいい所だったので、友人を誘ってまた行ってきました。


庭園の池が苔で覆われているのがとてもきれいだったけれど、今回は夏の暑い日差しの中で茶色くなっていて、少し残念でした。


上にはお地蔵様が並び、下は十字になっている和洋折衷のキリシタン灯篭。

キキョウは終わりかけていました。

今回も精進料理のお食事をいただきました。
ご飯はとうもろこしご飯で、夏の季節感がいっぱいのお料理でした。

デザート付き。

玄関前のイワヒバも葉が縮んでこんなになっていましたが、雨が降ると元の緑の葉になるそうです。
8月10日~11日に滋賀県長浜・米原方面を散策しました。

先ずは、長浜と言えば、「黒壁ガラス館」。
1900(明治33)年に建てられた百三十銀行長浜支店だった建物ですが、平成元年に長浜市と民間によってガラス館としてよみがえり、ガラス製品の展示と販売を行っています。

内部は銀行の造りを残していて、レトロな雰囲気がおしゃれです。

ガラスの帯留を買いました。



ガラス館の前の通りは、お土産屋さんや地元産のものを売るお店、食べ物屋さんが立ち並んでいて、アーケードのある大手門通りまで活気にあふれていて、
長浜の街は数年前に来た時はまだ少しさびれた感じが残っていましたが、今ではすっかり観光地化していました。
しかも、とうに終わったと思った大河関連のイベントが今もやっているではありませんか。
「長浜戦国大河ふるさと博」2012年3月24日~12月2日
大河様様ですね。