9月初旬東山二年坂から産寧坂へと下って来て、観光客の溢れかえる通りの横にこんな門があって、
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あの化粧品屋さんと、く○ちく(和小物屋さん)、う○や(蕎麦屋さん)と、八つ橋屋さん、漬物屋さん、イ○ダ珈琲店といずれも京都のあちこちに展開している名の知れ渡ったお店が集合している一画ですが、ここは平成12年までは料亭「京都 阪口(霊鷲山荘)」だった所。今は「青龍苑」として、複合商業施設になっています。
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「京都 阪口」は一見さんお断りの料亭だったそうですが、今でもここで営業しているようで、予約すれば誰でも入れそうですが、それでもやはり敷居が高くてなかなか入る機会がありません。
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ま、誰でも入れるようになったお庭だけ楽しませていただきましょう。
ここは豊臣秀吉の正室北政所の甥、木下長嘯子(勝俊)の隠棲の地であり、古くから文芸的な雰囲気に包まれていたことに由来し、苑内にはいくつもの茶室があります。
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一番高い位置にあるのが真の茶室「三玄(山の茶室)」。裏千家十一代・玄々斎精中によって江戸の徳川家領内に造営された茶室の主要部材を移築。近世の茶文化の一つの流れを生み出した記念碑的な建物だそうです。
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左側池の上にあるのが、行の茶室「長嘯庵」。木下長嘯子にのっとり造られた草庵形式の茶室です。
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池の手前にあるのが、草の茶室「清涼」。大正時代に開催された東山大茶会の一席になったと記録されている草庵形式を色濃く残した茶室です。
他に、高低差約五メートルの滝を眺めながらそのせせらぎを聞くことができる「滝見の待合」や、立派な構えの南側の門もあります。
手入れの行き届いたお庭を楽しませていただいた後は、こちらへ。
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原発NO!の集会、円山公園音楽堂はぎっしりの人でした。
それが今じゃ俗っぽいというか、、、、
庶民が入れるのはありがたいですが、レベルの高い文化が守れないというのもなんだかなあ。
今では観光客の撮影スポットで騒々しくなっているのは、なんか悲しいですね。