2018年4月25日~28日高知に行ってきました。
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JR高知駅から南東へ車で5分程走ったところ、高知市南金田に戦後まもなく建てられたという白壁の倉庫がいくつか残っています。
この辺りはいくつかの川が浦戸湾にそそぐ元は海の中だった平坦な土地。その中の江ノ口川沿いに、現在は高知自動車高速道路に向かう大きな道路と大型店舗、住宅地になっていますが、かつては見渡す限り水田の広がる場所だったそうです。戦後、この地域で盛んだったむしろや縄、俵などの藁製品を備蓄販売するため、50棟ほどもの倉庫が建てられましたが、梱包資材としてのむしろや縄などが使われなくなるとともに倉庫も姿を消し、2006年の時点ではこの一画の10棟程を残すのみとなっていました。
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放置されていた倉庫の中にそれぞれ違った趣のリノベーションを施し、2011年12月からミュージアム、ミニシアター、レストラン、商店、写真館などに使うようになりました。総称して「高知アートゾーン藁工倉庫」、シアターは「蛸蔵」、レストランは「土佐バル」という名です。
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蔵は土佐漆喰の白壁で塗られており、横殴りの雨風が多い土佐の風土から、側面には水を切る瓦が何段も付けられています。
いくつかの蔵の中を見てまわりました。
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翌日は高知城のふもとにできた「高知城歴史博物館」に行きました。
2017(平成29)年3月に開館、土佐藩主山内家伝来の国宝や重要文化財などの資料を中心に、土佐藩・高知県ゆかりの歴史資料や大名道具・美術工芸品を収蔵・展示しています。この時は「明治元年の日本と土佐~戊辰戦争 それぞれの信義~」展をしていました。
3階にある展望ロビーから高知城の姿を真近に見ることができました。