
桑名駅の東口は二度出たことがありますが、こちらの西口は初めてです。
前は住宅街で、どこかでお昼をと探したのですが、しばらく見当たらず、コンビニで何か買おうかと歩いていると、やっと丼うどん系の食堂がありました。
丼を食べてから、養老鉄道に乗りに駅に戻りました。

桑名駅はJRと近鉄、そして養老鉄道が乗り入れていて、養老鉄道は西口に近いほうにホームがあります。JRの券は有人窓口で売っていて、自動改札機を通りますが、養老鉄道の券は改札口の右にある券売機で買って、自動改札機の横に立っている駅員さんに見せて入ることになっています。階段を上がって、跨線橋の一番手前から階段を降りると、

5番ホームが近鉄線、4番ホームが養老鉄道のホームになっています。
その二つのホームの間も仕切りがあって、通過する時にまた駅員に切符を見せなければなりません。
4番ホームに待機しているえんじ色の列車が、桑名発大垣行きの養老鉄道です。

養老鉄道は混雑する列車以外、電車内に自転車をそのまま持ち込める“サイクルトレイン”になっています。通学・通勤で家から自転車に乗って、途中電車に乗り、降りた後もまた自転車で行けるって便利でいいですねえ。
また、多度、駒野、養老、揖斐のどこかの駅で借りたレンタサイクルは電車に乗って移動した後、これらの別の駅で返すこともできて便利です。

桑名発14:05の電車に乗りました。

一番前の運転手席後ろに保線区の人がずっと貼りついて立っていました。
JR関西本線が1両で満席、立っている人も多かったのに比べて、こちらの列車は3両編成でゆったりと座って旅することができました。関西本線は平日でもハイキングや観光する人も多いので、もっと車輛を増やしてもらいたいものです。そのへんが経営効率中心のJRと地域のお客さん優先の路線の違いでしょうか。

桑名から大垣まで17駅約1時間、ごとごとのんびり走って行きます。
線路は鈴鹿山脈の山すそを回り込むように走っているので、ほとんどずっと右側は広い田畑、左側は山並みが続いています。山のあちらこちらに桜の花が咲いているのが見えます。
多度駅、養老駅など見所のある駅がたくさんありましたが、今回はスルーして、
大垣駅に15:14に着き、反対側のホームから15:25に出る養老鉄道揖斐行きに乗換えました。
ホームにあるお手洗いで用を足して乗換えるのにちょうどいい乗り継ぎ時間にしてくれています。

大垣から乗ったのもえんじ色の列車、今度は9駅、15:49に終点揖斐駅に着きました。

ホームから数段下がったところに駅舎があります。

改札口の左が待合室。


駅前風景。
45分後の列車までどこかでお茶でもしようかと思っていたのですが、飲食できるようなお店は見当たりません。地元の名産品を売るお店も昼12時までの営業となっています。
急遽予定を変更して、乗って来た電車の折り返しで15:55発に乗ることにして、切符を買い、、、それでも、しつこく、

終着駅らしいレールとか、

電車の姿を写していると、発車の笛が鳴って、大慌てで「乗りま~す。」と駆け込み乗車してしまいました。折り返し時間が6分しかないことをすっかり忘れていて、ご迷惑をかけてしまいました。